大分で、飼っているチャボ等をそのまま放してしまい、道路に放された鳥達が歩き回っているという事です。
日本獣医師会より、学校飼育動物の鳥インフルエンザ対策について緊急提言がされています。
・学校飼育動物の鳥インフルエンザ対策について(PDF形式)
様々な機関が随時情報を更新しています。下記サイトを参考にしてください。
・国立感染症研究所・感染症情報センター
・動物衛生研究所
・日本貿易振興機構(JETRO)
・WHO(英文)
・米疾病対策センター(CDC、英文)
・山口県
・農林水産省
・厚生労働省
・鳥インフルエンザ関連ニュース(Yahoo!)
大分県ペットとして飼育されていたチャボにも鳥インフルエンザが見つかったことから、ニワトリ、チャボや小鳥などを飼育している学校、保育園・幼稚園等の先生や保護者の方々から、日本獣医師会などに対して、子供への感染を心配する声や相談が寄せられています。
しかし、国内で鳥インフルエンザが発生したからといって、学校や家庭で飼育しているニワトリや小鳥が危険だということではありません。人間も鳥もインフルエンザの予防は同じです。
清潔な状態で飼育し、インフルエンザを運んでくる可能性がある野鳥が近くに来ないようにし、ウィルスがいるかもしれない鳥の排泄物に触れた後には手洗いとうがいをすれば感染の危険はありません。詳しい事は、動物衛生研究所のHPをご覧ください。鳥を飼育している皆様には、飼育中の鳥を野山に放したり、処分するような事はせずに、冷静に対処していただきますようお願いします。
人間と鳥のインフルエンザの予防は同じです。
近所の目が怖いとか、感染地域であっても、感染鳥と接触したのでなければ、移動禁止だけなのに、処分される、しなければならないと思い込んで、捨てたり処分してする人が増えないように、あひるネットワークでは下記の行動を予定しています。
- 報道機関に対し、誤報、根拠がはっきりしていないのに、予断と偏見に基づいて書かれた記事に対し、メール、電話、Faxなどで、抗議したり、提言を行う。
- 関係省庁(農水省、環境省、厚生省、文化省)、地方自治体、教育委員会などに、上記同様、抗議、提言などを行い、また、情報やアドバイスを受ける。
- 日本獣医師会などとも連絡をとり、情報やアドバイスを受ける。
- 個人の会員でWebサイトをお持ちの方は、Webで、ネットワークが発足したことを紹介する。
- 地方の関係省庁に連絡をとり実態を把握する。(地方の獣医師会、教育委員会などとも同様にする。)
人間と動物の共生する社会の構築をめざす、私たちはこうした活動を通じて、鳥インフルエンザの騒ぎの渦中、少しでもすこしでも捨てられるアヒルが減れば、手放す人が減ればと思います。
2004.02.23 written by あひるネットワーク