アヒルの飼い方・ご飯(雛、中雛、成鳥)

雛の迎え方

ヒナは春先から飼い始めるのが理想

ヒナは春先からペットショップに出回ります。アヒルは野鳥ではないのですが、野鳥のカモたちの発情や換羽といった1年の周期からみると、やはり春先から育て始めることが自然界の法則、摂理にかなっているようです。このようなことから、春に育てたアヒルは強くて丈夫だと言われています。

ヒナの頃は、室内で飼いましょう。日光浴を兼ねて外へ出す時は、人間が抱っこするなど一時もヒナから離れてはいけません。上空からカラスが狙っています。本当にこれは注意しなければならないことです。生まれたばかりで親鳥から離され、ヒナの頃に学ばなければならないことを何も教えてもらっていません。飼い主さんがお母さんになるので、成長していく上で本来持っているマガモの習性を思い起こせるように、アヒルの過ごしやすい環境を作ってあげましょう。

ヒナは保温することが大事

まず、小屋の代わりに使う箱を用意します。長く使うことはないので、ダンボールや安価な衣装ケースが適しています。ダンボールの場合はすぐにボロボロになるので、替えを用意しておきましょう。保温性のある発泡スチロールでもいいのですが、かじって食べてしまうことがあるので注意してください。

箱の中には、30~40度に保つためのひよこ保温球(保温電球)やペットヒーターを用意しておきます。底にバスタオルを折畳んで敷き、その上にペットシーツを敷きます。敷き床は硬すぎずやわらか過ぎず、滑らない工夫をしてください。アヒルの脚は歩くためのものではなく、泳ぐための脚なので、固い敷き床はアヒルに合いません。バスタオルを使わない場合はペットシーツを重ねても良いです。

新聞紙などを細く裂いたものや牧草(チモシーなど)敷きつめてもいいのですが、アヒルが食べてしまわないよう注意が必要です。フンの回数が多いため、すぐに汚してしまうのでこまめな掃除が必要になります。

エサ入れ、水入れに注意

エサや水入れは、プラスチック製にするとすぐにひっくり返してしまうので、重さのある陶器の入れ物かマグカップを利用しましょう。箱の中で水をこぼしたり、フンの回数が多いため、すぐに中が汚れます。こまめに掃除しましょう。また、夜間は水の中に入り込んでしまい、体温を下げてしまうことがあるので、水入れの中の水を少なめにしておきます。水入れを取り除いてしまうと全く水分が摂れなくなってしまうので脱水症状を起こす危険があります。水の量には十分注意しましょう。

保温電球

ヒヨコ電球とも呼ばれる保温用の電球を用意します。電球なので、水の近くに置かないこと。傷がないか緩んでないか確認する。ペットヒータは敷くパネルタイプではなく、ヒヨコ電球タイプ空気そのものを温めるヒーターを使用。コンセントを差し込むだけで使用可能。いたずらでコードがショートしないよう金属のカバーで保護されているタイプなどを選ぶ。

ヒーター

ヒヨコ電球タイプの小鳥用。空気そのものを温めてくれます。コードにはショートしないよういたずら防止カバーが付いている。

ダンボール

みかん箱ほどの大きさで雛がジャンプして飛び出さない深さがあり、敷面は雛が走り回れるスペースのあるもの。

バスタオル

箱の底に敷いて使うので、古いものでも構いません。汚れるため何枚か替えも必要です。

ペットシーツ

バスタオルの上に敷いて使います。汚れの具合を見ながら取り替える。

エサ・水入れ

エサ入れは重いものを選び。雛がひっくり返さないもの。水入れは大きすぎないものを選びましょう。

最初は室内で飼うので雛が安心して過ごせる静かな場所を用意しましょう紫外線を浴びさせる為、窓の側日光浴も必要です。


雛の育て方

カルガモのお母さんと雛たち

野鳥のカモのお母さんは、一度に多くの卵をかえし、大勢の雛を引き連れ巣から湖や池に移動します。母鳥を先頭に一列となり、道路を横断しながら移動しているカルガモの親子をテレビで観たことがあると思います。長距離を歩ける丈夫な足腰、列を乱さずについてこられる社会性が身につくまで、母鳥は巣の周りを離れません。ヒナもかえったばかりでは、体温調節が上手くできないため、母鳥の羽根の下に埋もれています。

母鳥が巣を離れている時は、ヒナ同士が寄り添い集まりながら重なり合い、温め合っています。

アヒルの雛の場合も、水浴びを始めるのは、このカルガモのお母さんが雛を引っ越しさせる頃の孵化後3週目あたりからでいいのです。

水浴びについて

生まれて3週間位までは体温調節ができないので、水浴びは控えてください。水入れに浸かってしまった場合は、すぐにタオルで拭き取ってあげましょう。温めるために、お湯なら温かいので大丈夫だろうと思いがちなのですが、お湯は羽の油分を飛ばしてしまうのでアヒルの体によくありません。

雛のエサ

孵化したばかりのヒナには、最初にお水を与えてください。時間と共に元気になり、自らエサを欲しがるようになるので、はじめは消化を良くするためにアヒル、水鳥用のペレットを水で溶いたり、細かく砕き、やわらかくしてダンボールの中へ入れておきます。アクの少ない小松菜やチンゲン菜を小さく切ったものも与えましょう。

1ヶ月位を過ぎると、ご飯の時間を決められるので水入れ以外は片付けるようにします。生のエサ(魚や虫)は、腸内細菌が安定していないので、黄色い羽根が生え変わってシロアヒルになるまで待ちましょう。

日光浴をさせる

丈夫な骨と体を作るには、日光浴は欠かせません。こまめに外に出して日光浴をさせ、土いじりをさせましょう。土にガラス片や釘が混ざっていないか、事前に安全を確かめておきます。土いじりはミネラル補給にもなります。

土いじりや日光浴の時には必ず人間が側に付き、目の届く範囲でおこなってください。

外敵の危険があるほか、日が当たり過ぎて熱中症になる場合もあります。室内飼いの方は夏に急上昇する室温に注意してください。特に窓越しの直射日光は人間が感じているよりも気温が高くなります。

雛の間も大人のアヒルと同じ配合飼料や水鳥フードを与えますが、水を加えてやわらかくして与えるようにしましょう。生後1ヶ月ほどで、エサの時間を決めて与えられるようになります。


アヒルの成長

雛のうちは手のひらに乗ってぴーぴーと頼りなさそうにしていたアヒルもあっという間に大きくなります。アヒルは早熟早肥で、孵化した時の体重70gが1週間後には2倍近くの150gになり、またその1週間で倍の300gに成長し、孵化3週間後には10倍の700gにまで増えます。計算によると1日40g増えていることになり、朝見た時と夜とでは明らかに大きさの違いがわかる時もあります。水鳥のアヒルは、人間のように年齢を積み重ねるように徐々に成長するわけではありません。雛~シロアヒルになる8週目位の間が幼少期で、中年期が長く、亡くなる辺りに老年期を迎えます。ペットショップで出会った頃は、黄色くボワボワした毛で覆われ、嘴や水掻きがピンクかかっていた雛のアヒルも2~3週間を過ぎるとアヒルらしいスクっとした姿へ変化する頃で目に見えて大きくなっていきます。ダンボールや衣装ケースが小さくなる頃なので、大きめの物を用意してあげましょう。
ご飯を食べると胸が膨らむ? アヒルの体 そ嚢

たった2ヶ月の幼年期の過ごし方や栄養、餌の内容で骨格や体型が決まるとても重要な時期です。雛時のカルシウム不足、栄養失調はクル病の原因にもなります。

雛の頃は、家の中で面倒を見る事になることになりますが、誤って床に落としたり、ちょこちょこと人間の後を付いてくる雛を踏んでしまった場合、アヒルの骨格は変形したままになってしまいます。また生まれつき、背骨が曲がっていたり足に支障があったりする場合もありますが、雛のうちなら、まだ骨格ができていないこともあり、水の中でゆっくりと泳がせ変形した骨をリハビリできる可能性があります。まずは動物病院で診察を受けてください。

アヒルの変化

  1. 卵から孵ったばかりの雛は、70㌘真黄色の産毛に桜色の嘴
  2. 1週間後、体重は2倍となる。よく走り回る。
  3. 3週間後、体重は1㌔近くまで増え大きなケージへ移す
  4. 1ヶ月過ぎシロアヒルに近づいてきて羽繕いも上手くなる
  5. 半年後、雄は繁殖に適した時期になり、雌は卵を産み始める頃
  6. 一歳、脚への支障が出る頃、関節や足裏、歩き方をチェックする
  7. 4~5歳、卵を産む期間が空いてくる
  8. 8歳~ 高齢になってきました。サプリや栄養剤を利用し、不足がちな栄養を補う

    庭に出たアヒルたちは、植木や花壇を荒らします。踏み倒したり、突付くだけでなく、花を食べたり、土を食べてしまいます。花壇や鉢の土を入れる際に肥料、活力剤 、植物用栄養剤入れているのなら、その成分がアヒルに害が無いか調べてから使用しましょう。猫は、雑草や道端に生えている草を吐剤として胃の中の物を吐き出し体調を整えるようですが、アヒルは土や草を食べても吐きません。しっかり食べています。さてそんなアヒルたちの毎日の餌についてですが、配合飼料は、産業動物としてのアヒルには栄養がバッチリ備わっている優れた飼料だと思います。しかしその栄養統計資料も一年という短期間でしか表示されていなく、その後のデータは不確かです。また太らせ沢山卵を産むような栄養価だということがわかってきました。ペットとしていつまでも健康で長生きして欲しいと願う私たちが毎日主食として与えるには栄養過多となってしまいます。


    主な食べ物

    ・ペレダック、ペレダックR
    アヒル等の水鳥、その他のキジ科成鳥の総合栄養ペレットRの方は、魚粉不使用。
    ・zoofood
    水禽用の飼料で水に浮く zoofood 原材料栄養成分表示

    ・魚
    魚粉等の動物性蛋白が含まれていない飼料を使っている場合は、ペット用煮干をはじめ、エビ・ドジョウ・キビナゴ等の動物性のものを少量与えましょう。改定:以前「煮干を塩抜きしたもの(ぬるま湯に30分ほど浸けて塩分を抜く)や、干しエビなども混ぜてあげます。(大さじ3杯くらい)」と記載をしていましたが、その後海の魚の脂が脳障害のリスクを高めることがわかってきました。干しエビも特に与えなくても良いです。
    煮干しは川魚の物を与えてください。生魚などは、成鳥(生後8~9ヶ月)になるまで控えましょう。

    ・野菜
    ×あげてはいけない野菜
    タマネギ、ネギ、ニラ、ニンニク、アボガド、ゴボウ、生の大豆
    ・雑穀
    米ぬかやハトムギ・キビ・キヌア・アマランサス等の雑穀類を飼料に混ぜるのも良い。
    ・くだもの
    ×あげてはいけないくだもの
    リンゴの種 ※果実の種は有毒なものが多い

    ・虫
    昆虫が持つ栄養素は、基本的に半分以上がたんぱく質です。また、必須アミノ酸や鉄分などのミネラル・ビタミンも豊富に含んでいる。
    ダンゴ虫、ミミズ、かたつむり、バッタなど

    ・ボレー粉
    産卵期や脚弱のアヒルには少量のボレー粉(カキ殻)等でカルシウムを補うと良いでしょう。

    ・ビール酵母

    ・米ヌカ
    この米ヌカご飯は、米ヌカを水で溶く為腐りやすいので注意。
    作り置きは厳禁で食べきりが鉄則です。


    餌の与え方

    家鴨(北京ダックアイガモ編)1日に何回くらい、どのくらいの量をあげるか?

    個々の体型にあった量が適量なのですが、アヒルはより多く肉がつくように改良された鳥なので、「もっと食べろ~。」と、頭にインプットされています。与えるだけ食べ続けてしまうアヒルもいるので、量に関してはとても慎重にならなくてはいけません。食べるから与えるのではなく、量をコントロールして脂肪をつけさせないことが大事です。飼い主さんにアンケートを取った結果、1日朝と夜の2回、主食と青菜類(野菜)を与え、一回の量は、2カップ(400cc)という方が多くみられました。さらに庭で草や虫などを自由に食べさせているとのことでした。

    主食のペレット、水禽フード、配合飼料を8割、野菜を2割、また、米ヌカを主食にして、野菜をその倍、煮干などを少々ふりかける与え方もあります。たくさん食べてしまうアヒルには、主食を押さえて野菜で量を増すよう工夫してください。

    野外にいるアヒルは、決まった時間に一定量のエサがもらえるわけではありません。時には、投げ込まれたスナック菓子などを食べることもありますが、水の中にいる時間が長く、エサがない時には水草や藻を食べて飢えをしのいでいます。また厳しい環境にいるため、周囲に危険がないか常に気を張っていることともあり、スリムなアヒルが多いようです。

    アヒルはご飯の時間をとても楽しみにしています。うれしくてエサ入れに突進してきます。バタバタと近寄ったアヒルが餌入れをひっくり返さないためにも、重めの陶器製のものを利用するとよいでしょう。野菜は細かく刻むか、ミキサーにかけると野菜が苦手なアヒルも食べるようになります。魚や虫を直接手で与える時は、手のひらに乗せて与えてみてください。野外のアヒルたちは人間に慣れていない場合もあるので、手から餌を与える時はガブリと噛みつかれるかもしれません。アヒルの足元に置いてあげるか近くに投げるようにしましょう。

    ペレットや配合飼料などはパラパラした粒上のため、食べづらそうです。アヒルはくちばしに水を含め、エサを水浸しにしながら食べる習性があるので、食べやすいようにエサ入れの横に水入れを置いておくことや、多めの水の中に主食を入れてあげるなどの工夫が必要です。

    主食の袋は開封後、直射日光を避け、湿気のないところで保管しましょう。鳥インフルエンザの予防にもあげられていますが、小屋を清潔に保つことはもちろんのこと、飲み水、水浴び場の水をこまめに取り替えることはとても大事です。夏場は水分の多いエサは腐りやすいので、食べないからといってエサの置きっぱなしは止めましょう。

    適正な量はアヒルの体重によって違ってきます。病気を発見するためにも、毎日食べる量に注意しながら、こまめに体重を測り変化を見落とさないようにしましょう。なお、夏は冬ほどにはエネルギーを必要としないため、量を減らすなど調整してください。

    雄と雌を一緒に飼育する場合、雄は雌に遠慮をしてほとんど食べていない様子が見られます。食べ物の嗜好が違うこともあり、器も分けて別々に与えた方が良いようです。

    コールダック編

    家禽の家鴨にも言えることなのですが、メスならタンパク質は最低レベルで、カルシウム重視[例]茹で蕎麦、豆腐、湯通ししたシラス、ドジョウ、ワカサギの煮干しなど。

     

     

     

     


栄養バランス

他の動物と同様に太らせることが一番のリスクとなります。肥満は肝臓を悪くさせ、トラブルを抱えやすい足に負担をかけます。また発情を促進することにより生殖器系の病気にもつながってしまいます。

カロリー/脂質/タンパク質/糖質を少なめにして、ビタミン/ミネラルを充分に与えましょう。そのためには緑黄色野菜を中心に野菜を多く与えることを心掛けてください。海外の研究では非産卵期の成鳥の場合、飼料中のタンパク質は13~14%(水分13%のときの重量)が良いとも言われています。

アヒルとタンパク質 本当に必要?
脚を傷めるだけじゃない、何故アヒルを太らせてはいけないのか。


アヒルのおうち

雛のうちはダンボールや箱で作った簡易小屋で良いのですが、成鳥となったアヒルは、糞の量も活動する範囲も広がるので、外で飼うことになる方が多くなると思います。日の当たる場所と当たらない日陰の場所を作り、アヒルが自由な時間に日光浴ができるように工夫しましょう。天井の無い柵だけの小屋は開放的ですが、危険です。夜間は外敵から守る為に頑丈な扉の付いた施錠のできる小屋で休ませてあげてください。

小屋

夜間はしっかりと戸を閉め、外敵から身を守れるようにします。小屋に隙間が無いか?壊れている箇所は無いか?日々チェックしておきましょう。

柵は頑丈でアヒルが跳び越えらないほどの高さが必要です。

段差を無くして平ら面にする。排出物の水分が多いので水が溜まりやすいと衛生面が心配です。水はけの良いコンクリートにする場合は、足裏を傷めないようにすのこを敷くなど工夫しましょう。

水入れ

常に清潔にして、十分な水を入れておく。アヒルが踏みつけても倒れないように陶器制のものが良い。

エサ入れ

水入れ同様清潔に保つ。酸化したエサはそ嚢炎の原因となるので、カラスやすずめといった野鳥を寄せ付けない為にもエサは食べ切る量にする。食べ終わったらすぐに片付ける。

水浴び場

清潔な水を溜めておく。深さはアヒルの足が付く程度でも良い。夏場は藻が発生しやすいのでこまめな掃除や水の入れ替えが必要。アヒルが自由に出入りできるよう段差を無くしスロープ等取り付けておく。

室内飼い編

賃貸住宅にお住まいの方は、必ず家主さんへ許可を得てください。糞や餌、水などで小屋は湿気が多くなります。汚れたら掃除をして常に清潔に乾燥を心掛けてください。水が大好きなので、飲み水は頻繁に交換してあげましょう。風通しの良い清掃しやすい場所での飼育が良いでしょう。室内飼いをする場合は、日光浴ができる場所も確保しましょう。床がタイルやフローリングの場合は、滑ったり足の裏を傷つけてしまうことがあるので注意してください。人工芝やお風呂マットなどを敷き、足に負担をかけないようにします。アヒルが藁や牧草に糞をするとカビやすいので、清潔に保つようこまめな取り替えが必要です。

アヒルのおむつ利用

室内飼いの方たちが改良を重ね、アヒルたちが快適に過ごせるよう進化しています。 アヒルのおむつ

コールダックのハーネス・リード

飛んで迷子にならないように外出時に着用




アヒルのお手入れ 健康チェックポイント

水浴びはとても大事

アヒルが水浴びできるように、庭に池を作ったり、簡易水浴び場として、プラフネ(セメントを練る樹脂製の容器)、子供用ビニールプールを用意したりとアヒルの水浴び場は様々です。ニワトリが害虫除けとして砂を浴びるように、アヒルは水浴びをします。

普段は首を伸ばし、頭を水に浸け、体全体に水が行き届くようバシャバシャと始めますが、3日に一度は、水浴びのフルコースのように時間を掛け、時には、水面を叩き付けるように激しく羽ばたきをして、羽根をふくらまし水を含ませているようです。

この光景は野外の池にいる水鳥たちにもよくみられます。水からあがった後は、首の辺りから嘴でスリスリ、シャッシャッと羽繕いを始めます。尾っぽ近くの油腺から出る油を嘴で念入りに全身に塗っています。羽根はツヤツヤに輝き、まるでお化粧をしたように綺麗にです。

  • 目のフチの柔らかい部分にダニや害虫が付いていないかチェック

羽根で覆われているアヒルもこのように皮膚がみえる部分は、虫が付きやすいので、チェックすること。除去は犬や猫用のスプレーを首辺りに湿布する。

  • 爪切り

爪が伸びていると引っ掛けやすくなるので、こまめに切ってあげましょう。犬用の爪切りで代用できます。

  • 羽根は汚れていないか?お尻の周りもチェック

足の調子が悪くなってくると、立ち上がるときに大羽根を使い立ち上がろうとします。またお腹が付いた状態になるのでお腹の羽根が汚れてきます。お尻まで羽根繕いができなくなってくる場合もあるのでお尻が汚れていないかチェックする。


季節のポイント

冬よりもエサを食べるようになる。卵を産む季節に備え準備する。ボレー粉などでカルシウム補給をする。改定:以前ここに「煮干(塩抜きした)や干しエビなどカルシウム補給も忘れずに。」と記載していたのですが、海の魚の脂は脳障害のリスクを高めることがわかってきました。煮干しを与える場合は、川魚の物を与えてください。

ハコベ・ツユクサなどの雑草も食べます。(経済的?)

飲み水をこまめに取り替える。日陰をつくる。室内飼いの場合は、上昇する室温に注意して風通しをよくしておく。アヒルは汗をかけません。暑いとハァハァと口を開けています。水を沢山飲ませて日陰が確保できているかチェックしてください。自由に水浴びができない環境にある場合、いつもより多めに水浴びさせてあげましょう。
室内飼いの場合は、扇風機をかけるなど涼しく乾燥した環境作りをしましょう。餌の混ざった水や小松菜などは腐りやすいので、下に保冷剤を敷くなどして腐ったものを食べさせないように注意してください。

夏になると換羽(全身の羽が抜け変わること)がはじまります。掃除が大変な時期になります。がんばりましょう。
換羽について

冬に備えて食欲が旺盛になる。比較的過ごしやすい季節です。

北風が小屋に入り込まないようにビニールシートなどで風よけを作ってあげましょう。日光浴をしっかりさせましょう。

季節の中で夏が一番苦手なアヒル

成鳥したアヒルは冬には比較的強いのですが、暑さには弱い。人間が夏場、ダウンジャケットを羽織っているのと同じことですよね。野生の鴨たちも夏場は木陰や池から上がって来ません。

鳥は汗腺がないため汗をかきません。多量の熱が体内にたまって体温が上がってしまうのを防ぐために、体内の各所にある気嚢に外気を送って体温調整をしています。暑い日にアヒルが嘴を開け、ハッハッハッと呼吸が荒くなってきたら、体温が上昇している証拠です。沢山お水を飲ませ、涼しい場所で休ませてあげます。

体温を下げるキュウリやトマト、スイカをおやつに与えても良いでしょう。また夏頃から羽根を生え替えさせる為の換羽が始まります。羽根が抜けることで体温が低下するようで、これまた元気が無くなります。夏場のアヒルの様子の変化には十分注意が必要です。

アヒルの暑さ対策