相談者:春日部市民の方
保護者:埼玉県会員笠原さん 町井さん
引き取り保護者:町井さん
お知らせ内容一覧
保護までの経過調査
保護時の様子
診療結果
ショウちゃん保護費用内訳
その後のショウちゃん
埼玉県春日部市の公園に遺棄されたであろう、つがいの若アヒルを保護
そのときにもう1羽いたアヒルについても調査していました。
調査報告
総合公園の先住アヒルについて見てきました。複数の地元の方が見守りや餌やりをしてくれていて、毎日決まった時間になると餌をもらいに中之島から出てきて陸地まで上がってくるそうです。10年前から3羽でいたけれど最近1羽になってしまってからは餌のとき以外は恐がって島から出てこなくなったようです。少し前に目が赤く炎症をおこしていたようで、左目はほとんど開いていません。右目もショボショボしていました。虫取網でいじめる親子や、犬に噛まれたという事案があったようで、見守りの方々が警察に連絡したりしているようです。
脚はしっかりしていて、自由に移動したり池に入ったりできる状態です。パンではなく、ドックフードをあげているようで、羽の色ツヤや体格は良好な印象でした。しかし、この子がいることで新たな遺棄を許してしまう負の連鎖のおそれがあること、大きな怪我や病気をする前に保護してあげて幸せな余生を過ごしてもらいたいこと、など過去の事例をあげながら地元の見守りの方にお話しましたが「皆が世話してるから大丈夫だ」「慣れたここにいるのが一番いいんだ」「連れて行かないで欲しい」と言われ保護を断念しました。投稿者さんは理解を示してくれていたので、何かあれば連絡いただける状況かなと思います。
健康状態は、左目失明右目もショボショボ(目をはっきり開けることができていない)。推定年齢7~8歳くらい、脚はしっかりいる。
2023-08-06
先住あひるの続報
先日の中雛2羽保護の際に協力してくれた相談者さんから連絡がありました。保護に向けて動きたいと思います。
先住あひるはこのご夫婦によく慣れ、決まった時間にごはんを貰いに近づいてくるそうです。やはり目があまり見えていない様子で、ご夫婦に会う以外ほとんど動かず何か患っていないか心配です。
目がショボショボ・・・。脚が丈夫なのがなにより!去年の年末に相棒アヒルがいなくなってしまったということで1羽で過ごしていたアヒル。公園の見守りの方たちは、いなくなってしまった経緯は定かではないのだけれど、連れ去られてしまったのではないかと言ってました。怯えて見守りの方たち以外近づかなくなったそうなので、何か怖いことをされたのかもしれません。
コンクリートの地面を歩くせいか、足裏がシリュウ症になっています
先日若アヒル2羽を救出保護した会員の笠原さんより、「助けましょう!公園利用者の理解と協力が有ればうまく行くと思います!」
「そうですね!先日見に来た男性にも話ができて理解して下さったそうです。」
会員の町井さんも調査後見守りの方たちと連絡を取り合い様子を伺っていました。
保護に向かう
公園にやってくる見守りの方たちに愛されご飯をたくさんもらってようです。やや肥満気味との診断。体重が多いと足にも負担がかかり、シリュウ症になってしまいます。減らしていけば改善できると思います。
公園で長年暮らしていたアヒル、ショウちゃんのこと。 会員町井さん
若いあひるを保護しに行った時にこの先住あひるが近づいてきて私をジーッと見ていました。「この人間はイイヤツかワルイヤツか」本来あひるはとても人懐っこくて甘えん坊です。でも残念ながらあひるを追い回したり、エアガンで撃ったり、網で捕まえたり危害を加える人間がいる。当然人間が怖くなるけれど、人間から餌をもらわないと生きていけないから、空腹に耐えかねて人間に近づく。そうやって何とか長年池で生き抜いてきたのだと思います。この子が経験してきたことを想像すると胸が締め付けられます。せめてこれからは穏やかな生活をさせてあげたい、そう思います。わが家に来て数日、私が近づくと怯えます。でも、姿が見えないと呼び鳴きします。この子の心の葛藤が少しずつやわらいでくれることを願っています。
2023-09-05
2023-10-15
「滝沢先生に診てもらってきました。ハジラミという羽根を食べるシラミでした。皮膚を食べたりはしないので害はないようですが。むしろ駆除スプレーで体調を崩してしまう子もいるとのことで慎重に治療します。市販薬より高くなってしまいますが、ショウくんの年齢を考えると、体調を崩さないよう先生と相談しながら進めようと思います。」
悲しいお別れがやってきてしまいました。
ショウちゃんをずっと見守り応援してくださった方々へ感謝いたします。ありがとうございました。
ご協力へのお礼 *ご支援に感謝致します*