被災地のアヒル引き取り報告とその後 福島県まるせい果樹園 ファンファン君 

 

 

被災地のアヒル引き取り報告とその後(2)

あひるネットワークのTOPからもお知らせしている被災地のアヒル引き取りの呼びかけより 2012年


被災地のアヒル一時預かり、里親可能です。
東日本大震災の被害に遭われた皆様に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。また一日も早い復興をお祈り申し上げます。

あひるネットワークでは、被災されアヒルを飼うことができなくなった方々や、行き場の無くなったアヒルたちの為に、何か力になれたらと考えております。

栃木県の会員宅を中継にして、アヒルを一時預かり、または新しい飼い主として引き受けることが可能ですので、ご連絡ください。


<報告>③ まるせい果樹園佐藤さんが引き取っています 雄北京ダックファンファン

宮城県石巻市より依頼 2012年6月

4歳の男の子で真っ白なアヒルです。名前を呼べば返事をしながら近付いてきて人によく馴れていると思います。ただ素肌を見ると噛んでくるのが残念な点です。健康状態は良好だと思いますが、近いうちに一度健康診断に獣医さんに診ていただいてから譲渡したいと考えています。
旦那の転勤が突然(6月12日に勧告されました…)決まり、7月1日づけで秋田の職場に
うつることになりました。借り上げ住宅に住むにあたりアヒルの飼育が出来なくなりますので新しい飼い主さんを探しています。

その他ご質問があれば何でもどうぞどうかよろしくお願いします。

栃木県会員軽部さんが対応、まるせい果樹園の佐藤さんが引き取っています。

飼い主さんの元にいられたときから、関節の腫れが目立っていました。健康状態は良好なのだけれど足の腫れは、「もう治らないだろう」と獣医師さんから言われていたそうです。

・ちょっとの段差でもこけてしまう
・左足を引きずる
・足首は完全に右足の倍近くあるように見える
・ほとんど座っている
・バランスの悪い羽ばたきをする

このような報告が入っています。足の腫れを和らげる薬を送付し様子をみることにします。ファンファン君は、座ったままでいるので床擦れもみられ、心配なことが多いのだけれども、体重が脚に掛からないよう水場でゆったりと泳いで一日を過ごしています。


ファンファン君が天国へ

「昨日、ファンファンが息をひきとりました。うまく歩けないものの、元気にしていました・・・・。」

皆さんのお陰で順調に過ごしていたのですが、眠るように昨日の夕方、私の腕の中で旅立って行きました。
こんなに早くサヨナラされるなんて思ってもいませんでしたが、昨日は、昼ごろから、ぼーっとしたような様子が見られ、「ふぁんふぁん」と呼ぶと「クワァ」といつもより返事が小さく気になり仕事もしないで、そばについていました。

精一杯努力してきたつもりでしたが、里親になり1年とたたないうちに失うこととなり、喪失感でいっぱいです。今月、10日には無理を言って愛犬の通う動物病院の先生に来てもらい診てもらったのですが、専門ではないので、なんとも診断は出来ないが、心音が気になると言われました。
(この時点では特に気になることもなかったのですが、念のためお願いして来てもらいました)
胸の床ずれもきれいになり、一緒に温かい春を迎えることを楽しみにしていましたが
とても、残念です。今朝、私が管理している花畑に埋葬しました。春から秋にかけて、沢山の花が咲く場所です。
家族で話し合い、彼の名前をこの場所につけることにしました。
次男が板に「ファンファンの庭」と文字を書き彫刻刀で作ってくれると言ってくれました。
残念で、悲しくて仕方ありません。 一生懸命回復しようと戦っているアヒルたちには、今年のこの寒さがとても堪えていたのだと・・・・