広島県鷹野橋ガチョウのガーコ保護

広島県鷹野橋ガチョウのガーコ保護 2018/07/25
保護:会員テケチハさん/息子さん 協力者高倉さん、岩佐さん/息子さん


今回の水害で被災された地域の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
大規模な災害の中、海まで流されてしまったガチョウのガーコの保護に立ち上がってくださった皆さん、ありがとうございました。


報告 広島県会員テケチハさん  

3年前の動画のようです ガーコ

人に懐いているようです。餌を見せれば初対面の人間にも近寄ってくれるでしょうか?外敵に襲われるなどのアクシデントがなければ川を遡り餌をもらっていた場所に戻ろうとしているのではないかと思うのですが…

佐藤さんブログより 目撃情報を求めています

[保護時の様子]
ボートパークの施設に戻り職員の方に保護にきた旨を伝えると、高倉さんから事前に連絡をもらっているので揃ったら一緒に行きましょうと言ってくださいました。(桟橋へはカードキーがないと入れないのです。)職員さんで桟橋の先端に向かいました。職員さんはボートパークでガーコちゃんを発見した当初、保護依頼のため様々な場所に連絡を取っていたようですが、JRはあき亀山駅は「無人駅だから関係ない。」安佐北区区役所からは「遺失物になるから警察に言って下さい。」警察は「野鳥だからそのままにしてください。」このようにたらい回しにされ一体どこに連絡をすれば良いのか?そのような状況だったようです。

ガーコちゃんは桟橋横からかなり離れた防波堤下の岩場にいて呼んでものんびり羽繕いしていました。息子がレタスを持って防波堤の上に登り、少しずつレタスを撒いて桟橋方向へおびき寄せる作戦にしました。ガーコちゃんはもう目が悪いのか落としたレタスに全然気がついてくれない。

それでも時間をかけて少しずつガーコちゃんを桟橋方向へ誘導。やっと桟橋の方へ泳いで寄ってきてくれましたが、ガーコちゃんはズーフード(家禽の餌)に見向きもしません。そこへ現れたボート所有者のおじさんが食パンをくれたので食パンを見せるとすごい食いつきで私のそばへ来てくれたので、そっと首に手を回しておなかを抱き抱えてなんなく捕獲する事ができました。

佐藤さんブログ 保護できました

ボートパーク施設は2階にレストランもあり大声で鳴き床にウンチをするガーコちゃんを長くとどまらせては迷惑になります。ガーコちゃんは放浪した上、海水の中で2日過ごし疲れているはずですぐに休ませてあげたかったので後の交渉を任せてタクシーで帰宅しました。

[行政へ連絡]

中央警察署の落し物係へ
・このままボートパークに放置する事はガーコちゃんにとって危険であり早急な保護が必要だったこと(海水しかなく、引き潮の時だけ現れる岩場しか上がれる陸地が無い。地元カラス、ウミウに虐められている。)あひるネットワークが責任を持って終生飼育してくれる飼い主を見つける。それまで一時保護をする。

広島市中区役所環境課へ
動物管理センターへ
・動物管理センターにはすでに何件か「ガーコちゃんを保護してほしい。」という電話が掛かっていたそうですが、野鳥なのでそのまま見守ってくださいと言われていたそうです。ガチョウは野鳥ではなく飛べない家禽で元々、あき亀山駅付近に捨てられたか逃げ出した個体である事を伝え、早急に保護する必要があったこと、これからあひるネットワークが責任を持って終生飼育してくださる飼い主を探す旨を伝えました。

佐藤さんブログ ガーコちゃんの幸せを探して

保護翌日 2018/07/26
ガーコちゃんをあき亀山の方々に無事引き渡すことができました。毎日ガーコちゃんのお世話をされていた方です。ガーコちゃんはすごく嬉しそうに大きな声で鳴いていました。年配の方ばかりで長年ご飯をあげておられたお母さんは携帯電話さえ持ってらっしゃらず、当然FBやTwitterの情報も知らなかったのです。皆さん食事も喉を通らないほどガーコちゃんを心配されていました。



これからの飼養の注意事項をまとめお渡ししました。

その後の様子 2018/07/28
台風による増水に備え、あき亀山の皆さんがガーコちゃんを避難させてくださっています。ガーコちゃん自分から歩いて行ってますね。本当によく懐いているようです。良かったです(*´ω`*)


見守ってくださる方の自宅で待機するガーコ


 

 広島県鷹野橋ガチョウのガーコ保護費用報告

ご協力へのお礼 *ご支援に感謝致します*

収支につきましては、会計報告をご覧ください。
会計報告