東京都大田区宝来公園保護愛護センターより引き取り

治療中 東京都大田区宝来公園雌アヒル引き取り 2016/01/27

保護:東京都めいさん
新しい飼い主さん:栃木県会員原澤理事


公園で泥だらけになり動けなくなっていたところを発見され、発見者さんが警察へ通報後、東京都動物愛護相談センターへ収容されていた雌アヒルです。愛護センターで手続きを行い引き取りました。2016/01/19


栃木県会員の原澤さん宅で今後飼育することになりました。東京都のアヒルが診療できる恵比寿バードクリニックへの通院となります。

骨折箇所は3箇所、脚は片方、関節炎。立てない為座ったままですが、何とか関節炎だけでも完治させてあげたいです。「名前は宝来吉、ほうさんです。」


 

ご協力へのお礼 *ご支援に感謝致します*

収支につきましては、会計報告をご覧ください。
会計報告

東京都宝来公園より収容引き取り保護宝来吉治療費用報告

宝来吉の治療費は、皆様からの寄付金/募金、会員からの会費、保護アヒル支援プロジェクトのファンディングより支出されています。

 

原澤さん宅で療養中の宝来吉に会ってきました。温かい部屋でお昼寝中。骨折箇所が見られる片足にはギプスをはめていますが、関節炎のある片方で踏ん張り移動しています。 2016/02/10


靭帯、神経の回復期間は過ぎている可能性はあるのですが(いつからこのような状態になったか不明な為)歪みの矯正も含めた固定となります。

関節の歪みの矯正はひとまず経過は良好。「足に刺激を与えても反応は薄く、「まっすぐになった」足を、間接を曲げようとはせずにまっすぐの状態のままでした。歪みの矯正は良好なものの、左足を使って歩けるようになるかはまだわかりません。26日に再診します。そこで、おおよその判断が下るのではないかと予測しています。今日もギプスで固定してきました。」


足と体の保護に秘密兵器を仕入れました。これはウレタンなのかな。クッションの中身です。2枚で6㎝の厚さなので弾力性があり使えそうです。お腹を付けたままの状態なので床擦れを緩和する為工夫をされています。2016/02/22

左足のかかと先神経、靭帯とも切れていなかったとの診断です!

「脱臼については、まだ外れやすい状況です。ギプスで固定していたので、かかと先からのねじれは解消できました。つまり、まっすぐな状態です。そして、神経、靭帯が生きていたので、かかとを曲げようとするしぐさも見られました。2週間前はあしがピンとまっすぐな状態で、かかとを曲げようとはしていませんでした。神経と靭帯の回復されつつある証です。脱臼箇所、つまり、骨と骨をつなぐ靭帯が切れてさえいなければ、脱臼は改善されるとのことです。逆にこの箇所の靭帯が切れてしまっていると、脱臼は完治しません。また、ねじれる可能性もあります。正念場です。また、2週間後に行ってきます。」


ほうさんが庭の池で水浴びをはじめました。 2016/03/06

ギプスが外れました。リハビリを始めます。ようやくギプスが外れました!今のところ、関節も外れていません!予断は許しませんが、今後は本来の足の位置で座る、立つ、歩く、のリハビリに入る予定です。もし、関節が外れたら一からやり直しですが辛抱強くケアしていきます。目下、足に負担がかからない『座位保持』をどうするかを考えています。ひとまず、神経、靭帯(間接箇所、かかと先)共に生きていました。本当によかったです。


ほうさんの左足、残念ながら脱臼してしまいました。恐らくここまで固定して治らなかったので無理かもしれません。腫れもひどくなってきました。しかし、水かきが反転しているわけではないので、見た目は保護当初よりは少しはましかと思います。早々にマイ先生に診てもらい、今後の方針を決めますが、私としては残された機能でどう生活ができるかを模索していく覚悟は決まっています。 2016/03/15

ようやくギプスが取れ様子を見ていこうとしていた矢先に、動くことが自由になった宝来吉の脚は脱臼してしまったようです。


宝来吉の様子を見に行ってきました。脱臼してしまった脚は若干腫れていましたが、深く盛った牧草の上にちょこんと座っている宝来吉は、直接地べたにお腹を付けることもなく、脚への負担もかなり軽減されているようでウトウトお昼寝をしていました。

脱臼がそのまま長期間放置されると、修復が困難になるため早期の治療が必要になるのですが、宝来吉の場合、いつから関節を痛めていたかが不明な為、原澤さんと恵比寿バードクリニックの先生との話し合いにより、ギプスを巻いて最善の治療を行っていただきました。保護時の時よりも脚は綺麗になっていますが、立ち上がって通常のアヒルのように歩くことは難しそうです。これから宝来吉がベストな状態で過ごせるよう、原澤さんはいろいろと考えてくださっていました。野菜中心の食事にもだいぶ慣れてきたようです。 2016/03/16西田



歌吉ちゃんと芝生で並んで日向ぼっこするほうさん。ほうさんの日向ぼっこ用に縁側を作ってみました。プラ船で遊ばせて、縁側で日向ぼっこです。色ももう塗りました。左足は結局、内転してしまいました。でも、ふかふかのマットの上なので気分は良さそうです。障害を持っても、自分にとって一番理想的な姿勢を自分で工夫したのだと思います。元の状態なのですが、水浴び日向ぼっこできるので、楽しんでくれればと思っています。 2016/03/27


「ほうさんの縁側、完成🐤」
間接の腫れは相変わらずで、リンパ液によるむくみをとるために、消炎剤とテーピング療法を続けています。2016/04/24


内転した脚の関節は膿が溜まり、取り除く治療での通院と自宅では毎日傷口への手当て(1人が押さえ、1人が消毒)が欠かせなくなってきました。デュオアクティブを切り貼りしています。 2016/06/21

「 ほうさんの化膿の治療は自宅では毎日消毒、毎週恵比寿にて処置、という状況です。膿の根治には時間がかかりそうです。一番最初よりはよくなっています。その時には固まった膿の摘出でしたので。その後は、とにかく続けるしかないという話です。関節部分の炎症は敗血症になりうる危険な箇所らしいです。私としては、足を温存するためには、膿を取り除き炎症を根治させるために頑張るしかないと考えています。」


2ヶ月前の脚の状態です。毎週通院を続けこの頃よりもだいぶ良くなっているとの報告です。
ほうさんは、だいぶよくなりました。傷口はほぼふさがり、乾燥した膿も少量になりました。3週に一度の頻度になりました。よかったです。


「ほうさんの足、かなり良くなってきました。」元々の患部は完治です。しかし、皮膚が柔らかく少しでも傷つくと化膿してしまいます。その化膿箇所も良くなってきました。今は一ヶ月に一度の通院です。2016/10/27


また傷ができて化膿して、かさぶたになって消毒しての繰り返しですが、頑張っています! 2016/11/09


ほうさん、もう少しかかりそうです。
皮膚の再生が一進一退です。2016/12/20


消毒後、テーピングです。2017/03/04

 


あい変わらず足の化膿と戦っています。患部は辛そうに見えますが他はいたって元気です。 2017/10/02

 


折れた足の患部がどうしても瘡蓋から復活しません。通院が続いています。2017/11/30


 

2018/03/10

一時期の酸素室生活が続いていた宝来吉ですが、酸素室からは出て通常の生活に戻っています。随分と良くなりました。あしの化膿は治りかけています。
2018/12/8 通院 特殊検査


足の関節の骨折箇所は、約1年半ほどかけてここまで状態が戻りました。

 

全身状態は以前より良いですが、気管支の狭窄でたまに呼吸が息苦しくなります。また、肝臓機能が低下しているようです。2ヶ月毎日、その後の2ヶ月は苦しくなったら酸素室に入れました。一時、かなり辛そうでしたが今は少し回復して落ち着きを取り戻してきています。
酸素室(酸素テント・酸素発生機)以前水ちゃんが呼吸困難になったときも使用

復活したように見えましたが、レントゲンを撮ったら狭窄は、さほど改善はしてませんでした。ほうさんなりの、呼吸法を身につけて前よりはましになったのかもしれません。


2018/12/24


悪いなりに頑張ってくれています。 関節の化膿は治まりました。 気管支の狭窄はほぼ改善していません。 肝臓の値もよくないです。穏やかには過ごせていますので病気や怪我と向き合いながらの生活になります。

2018/03/03


宝来吉は東京都の宝来公園にいたアヒルらしいです。その公園でうずくまり動けなくなった宝来吉を区民の方が警察を呼び、動物愛護センターに引き取られていました。
センターにいられる期間は1週間ほどです。センターの獣医師さんに手当してもらった足は腫れあがりプラプラでした。

宝来吉は台所でガサガサという音が聞こえると、何か食べるものがもらえるのかと首を長くしてワクワクして待っていました。公園にやってくる人にパンやスナック菓子をもらうときの袋の音に似ていたからだと思います。保護の後、宝来公園にやってくる人々は、「あのアヒルどこかに連れて行かれたらしいよ。」とまるで連れ去られたように言っていたそうです。宝来吉は公園に棄てられたアヒルだったのでしょう。数年前から宝来公園で宝来吉をみかけていた方が2016年の保護後に数年間公園にいた頃の画像を送ってくださいました。




保護される数カ月前から座っていることが多く立てなくなっていたようだと、画像を提供してくださった方が言っていました。

元の飼い主は、池や川の水場があるから自由に生きていけると思ったのでしょうか。しばらくは人々から餌をもらい、外敵から必死で身を守りながら過ごしていけるかもしれません。それでも怪我をしたり病気になり動けなくなったら死を待つだけです。アヒルは飛ぶことができないので、すぐに逃げることができません。川や池にアヒルがいれば人々はご飯をあげたり眺めたり、アヒルのしぐさや行動に癒されるでしょう。でも野外でアヒルが暮らしていくことは多くの困難や危険が待っているのです。辛い思いをさせないでください。アヒルが飼えなくなったら、野外に放り出さずに新しい飼い主さんを探してください。遺棄は犯罪です。アヒルへの罪も大きいです。


<ご報告>

保護あひるの宝来吉(ほうらいきち・通称ほうさん)が4月6日、11:30頃に亡くなりました。ご報告が遅くなり申し訳ございません。

保護時には左足関節部分の脱臼により足ひれが内転し既にたつことが困難な状態でした。(その後、神経の断裂及び間接の骨折の診断を受け歩行を断念。)外傷も数々ありました。

亡くなるまで幾多もの疾病と戦い晩年は「気管支狭窄症」と肝臓を患っていました。動く右脚一本と両羽を使いなんとか移動して自分なりの自由で懸命に生きたのだと思います。

死と向き合うその場面はいつも後悔が残ります。自分はこの命ともっと時間を共有できはしなかったのだろうか、と。死の直前、あひるは両羽を激しくばたつかせ、首を垂直に持ち上げます。最後の体力と気力を使っての動作かと思います。

さながら、飼い主に死を知らせるための「合図」のようにも、また、天に羽ばたくための「儀式」のようにも見えます。その姿は、それまでの「戦」の数々となぞらえると気高くもあり美しい姿です。そして悲しい「前捌き」でもあります。

今回、ほうさんはその「合図」・「儀式」を私の腕の中で見せてくれました。そのおかげで夫婦で「最期」に立ち会うことが出来ました。

頭がよく、優しいほうさんらしい惜別の所作です。

多くの皆様の善意によって購入させて頂きました酸素濃縮器の酸素の流入により若干なりとも最期が穏やかなものになったことと思います。また、幾度となく命の危機に瀕しても医療的なケアをし続けることが出来たのも皆様からのご支援があってこそでした。

ここに、ほうさんの「最期」を報告をさせて頂くと共に、永きにわたりご支援頂きましたことへの感謝を申し上げて、「宝来吉」の最後のご報告とさせて頂きます。

ありがとうございました。

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