体重はたったの1,3㎏しかありません(ペットとしてのアヒルの平均的な体重は3㎏くらい)極度の栄養失調、そして体中を骨折していました。
お知らせ内容一覧
2017年
2018年
2019年
更新2020年さよならシャクちゃん
シャク爺ものがたり
治療費内訳
保護の経緯
「左目から涙が止まらず、充血している。抱っこして移動すると嫌がるので痛がる様子が見られる。食欲も減退方向にある。」急遽、病院へ
三種類の薬が処方されました。
(1)消炎 抗生物質
(2)消毒薬
(3)角膜潰瘍保護
眼は悪化しており最悪の場合、左目破裂の可能性もあるのである程度覚悟しておくことと。眼に痛みは、目薬で痛みが軽減されるだろうとのことですが、左目に角膜潰瘍がありその部分が腫れている。体重の変化は無し。食欲については今後様子を見て行く。減少が続くようなら再度要診察。消毒薬で目と鼻を洗う。検便結果は薬が効いて、原虫は少なくなったが薬は続けます。
再診 2017-05-02
再診 2017-05-16
再診 2017-05-26
体内細菌はやっと消滅。お薬無しとなりました。目の腫れはひいていますが、血管がまだはっきり見えているので引き続き目薬が処方されています。体重はまだ1,3㎏から増えていませんが元気です。
先住アヒルのコールダックたちと並んでも大きさの変わらない、小柄なシャクちゃん。
再診 2017-07-18
まだまだセンチュウが退治できずに通院は続きます。目も痛そうです。
通院は続いております(報告治療費内訳より)
再診 2017-07-28
再診 2017-08-12
再診 2017-08-24
この日シャクちゃんが実は雄だったと判明(アイガモで雄が雌化しているとの情報があり、年齢より同じような体の変化があったのでしょうか)
再診 2017-09-21
目の炎症が悪化してしまいました。
再診は続いております(報告治療費内訳より)
再診 2017-10-19
再診 2017-11-02
再診 2017-11-16
再診 2017-11-30
引き続き肝臓の薬と目薬、念のためセンチュウの薬も処方されました。
再診 2017-12-15
鼻の穴が塞がり気味で取り除いてもらいました。肝臓の薬と目薬を続けます。
再診 2017-12-28
鼻が溜まりやすく取り除きました。カビが増えているので来年になったら検査をする予定。
再診 2018-02-01
イエダニの他、ダニがみつかり駆虫剤が処方されました。次回血液検査予定。
「ワ・・ワシの尻に触ったなっ」
再診 2018-03-09
再診 2018-03-30
再診 2018-04-20
再診 2018-05-11
再診 2018-06-01
再診 2018-06-22
シャクちゃんの診察、次回は血液検査の予定です。
再診 2018-07-12
再診 2018-07-26
シャクちゃん元気がありません。診断では、抵抗力低下/腸内カビ増加/目が炎症から膿を持っている/下痢。薬を新しく処方していただきました。
血液検査 2018-08-09
アンモニア値正常・尿酸値は高めだが痛風ではないようです。アミラーゼの数値が良くありません。骨の具合は相変わらずですが、獣医師さん曰く「全体的には良くなってきている。」とのこと。眠っているのか、じっとしている時間が長くなっているシャクちゃんです。
再診 2018-08-30
再診 2018-09-27
再診 2018-10-18
再診 2018-11-08
再診 2018-11-29
目の炎症が酷く、抗生剤と消炎剤の入った目薬が処方されています。
再診 2018-12-20
目の周りは炎症を起こして涙目になっているシャクちゃん。消毒液で毎日拭いているけど、なかなかよくなりません。それでも保護当初に比べると元気になっています^^
今日は診察日。マイ先生にべったりなシャクちゃん。「おぉ~、ワシのマドンナ~。苦しゅうない、近こう寄れ。」という感じでしょうか^^
目の調子が悪いので涙を取って顕微鏡での検査。白血球がかなり多く炎症は悪化しているようです。目薬だけでは対応できず、内服薬が処方されました。
ヨボヨボしているのは年齢のせいと思っていたのですが、タンパク質不足との診断。肝臓の働きが悪くなっているようです。
糞便検査の結果は、腸内細菌が増殖してよくない状態に・・・。少し強めの薬が出されています。体力が落ちてきている様子。足の色は悪くないので貧血では無さそうです。
2018-12-29
「ご飯くれ~」と容器をコツコツ嘴で叩き催促するシャクちゃん。食べるときと食べないときのムラが出てきています。体重は1.2㌔。今朝はプールが凍ってしまい日光浴のみ。隣のアヒルはコールダック、相変わらず大きさが変わりません。
夫婦喧嘩の仲裁に入ろうとする必死なシャク爺 [動画]
「おぉっ喧嘩はイカン、やめれぇ~、こらぁやめんかっ。全く若いモンはっっ」
2019-01-01
シャクちゃんと一緒に過ごしているのは、先住アヒルのコールダックたち。
黒白ニピ/シナモン柄お汁粉君/シナモン柄(若)ぷん助/白メシア/白(ちゃい君の母)みじゅ
シャクちゃんは一番後に入ってきた新参者なのですが、その生き様から一目置かれている様子(?)あひる村の長老といったところでしょうか。
再診 2019-01-10
数日前からシャクちゃんの悪いほうの目に、なにやら白い「点」があり、なんだろうと思っていたのですが、その白い「点」はなんと膿でした。素人考えですと、膿を出してしまえばよいのでは?と思ってしまいますがそういうものではなく、毎日消毒液での目の洗浄が必要となります。
腸内には運動性細菌とカビがまた増加してしまったためお薬を変えることになりました。飼育している環境は変わっていないため、シャクちゃん自身の免疫力が低下しているということだと考えられます。
シャクちゃんは一般的なアヒルと比べてかなり小柄なのですが、そのことについても獣医師に聞いてみたところ、成長期に十分な栄養をとることができなかったため小柄になってしまったのだろうとのこと。棄てられたのがたぶん雛から成鳥になる過程の頃だと推定することができます。
うーん、がんばれ!シャク爺!
再診 2019-01-31
右の鼻の穴がちいさくなっていたので、詰まっているものを吸引しました。
鼻くそを調べたところ、細菌性の鼻炎でした。治療中の目ですが、過去にかなり腫れたところがまぶたの癒着を起こしてしまいました。
根気よく消毒していきます。検便結果もよくなく抵抗力が低下しているようです。
目の周りが涙でガビガビなので、湿布してふやかして綺麗にしてもらいました。眼球の腫れはだいぶ引きましたが、右足の調子があまりよくありません。大きく体を斜めにして移動するようになっています。体重がだいぶ減っています。足の痛みどめが処方されました。(マイ先生の指を甘噛みしてデレデレしているシャクちゃん)
再診予定キャンセル(獣医師急用な為薬のみ取りに行く 2019-03-19
心配な状況が続きます。お年寄アヒルは羽根の艶もなくなり、水浴び後はたっぷり羽根に水を含んでしまいポシャポシャでかぼそく見えてしまいます。動きも遅く、でも内面的には元気なのでしょう。くわぁ!と大きな鳴き声で一括!
「ワシの泳ぎをみるのじゃっ」
再診 2019-03-28
腸内細菌のバランスが崩れている。羽根があまりにもぼさぼさで、羽根の質が変わるときは肝臓が悪いことがあるので要注意、とのこと。
涙目は少しよくなってきています。
再診 2019-04-18
シャクちゃんの容態がおもわしくありません。体重減少、嘴の色も悪く、右や足が痺れて立てなくなってしまいました。その右足をかばうために左足にはシリュウ症のような固くなったタコが。血流も悪くなっており、食欲も落ちています。
掛かりつけの獣医師さんからは、「もし何かあったらすぐに電話して欲しい。」と言われています。今までにも保護したアヒルの中では、このような深刻な状況のままゆったりと静かに過ごせたアヒルもいます。今はシャクちゃんの運命を見守るしかありません。足がもう力が入っておらずプラプラです。去年の7月から容態が悪化して9ヶ月、心配です。
2019-04-28
シャクちゃんの大好きなハニーワーム入りのご飯なのにソッポ向いてます。食欲がないことが一番の心配です。少し置いておけば食べると思うのだけど・・・。心配が続きます。
2019-05-02
食欲が戻ってきました!体勢を変えるのが大変な様子ですが、ノソノソと嘴で支えて方向転換しています。
2019-05-23
再診 2019-05-25
恵比寿小鳥の病院へ行くと、歩けないはずのしゃくちゃんが這ってマイ先生の元へ。そして腕のなかで甘えています。
◎貧血
◎腎臓機能低下
◎むくみ
◎循環が悪化
◎立てないのは脚が悪いからではなく体力低下のためではという診断でした。
その後、容体が急に悪化して呼吸困難に。病院にて画像のように酸素マスクをつけてもらう。「自宅に一度帰って酸素室を完成させてください。濃度もちょうどよくなってから引き取りにきてください。」とのことで、いったん預けて一旦帰宅。
あひるネットワークで所有する酸素室のケージが輸送中破損してしまうトラブルに。衣装ケースで代用中、なかなか使い勝手の良さそうな酸素室が完成。濃度も丁度良いです。
再診 2019-05-30
食欲がいまいちなシャクちゃん、消化不良を起こしているようです。恵比寿のマイ先生のところで強制給餌。診察中も酸素マスクです。前回よりも顔色(嘴の色が良くなり表情もある)が良くなっているように思えます。引き続き自宅では酸素室です。
再診 2019-06-06
シャクちゃん、ご飯が食べれずマイ先生のところで強制給餌です。途中呼吸が弱くなり心配だったのですが、何とか復活。
再診 2019-06-14
相変わらず静かにじっとしているシャクちゃんです。水浴び制限の為お尻がゴワゴワですが、マイ先生に支えられて診察。体力が落ちて自力で踏ん張れない状態です。体重が1㌔を切ってしまいそうな減り方で覚悟していましたが、ここ数日間はご飯を完食するようになり必死に生きようとしているのがわかります。
再診 2019-06-29
シャクちゃん、水掻きが少し裂けてしまいました。過去の保護アヒルの経過を振り返ってみても、怪我ではなく老化が進み皮膚が弱くなっているのだと思います。画像のようにテーピングで処置。検便の結果、消化は徐々に良くなってきているとのことですが油断できない状況です。
再診 2019-07-18
2019-09-22
シャクちゃん、事情があり某所で過ごしておりました。水浴び後のポシャポシャな姿ですが、相変わらず長老ぶりを発揮しております!頑張っています!元気です!
投薬処方箋 2019-09-26
再診 2019-10-03
再診 2019-10-31
本日、恵比寿バードクリニック受診してきました。いっときにくらべて呼吸のみだれも少なくなり、24時間酸素室にいなくてもよくなりました。食欲もあります。しゃくちゃん、どういうわけか鼻の穴が鼻水がかたまったものでふさがってしまうのです。今日もふやかして機械で吸い取ってもらいました。腸内のカビがまた出ていたのでお薬を強めにしてもらいました。日向ぼっこも許可がでました!(ただし、人がちゃんと見ていられるときにだけです)
2019-12-01
東中野保護引き取り2羽たちとしばらく同居するシャクちゃん、シャクちゃん自身も万全な健康状態とは言えませんが、長老主として見守るようです(?)
2019-12-03
「東中野からきた若アヒルたちを出迎えたのじゃっ、しかし奴らはワシを踏み倒しに来た!無理もない、保護され安心していたところをワシがうっかり声をかけてしまったのじゃ。陣地に敵がいると思ったのだろう。まぁ気にするな、ワシにはわかる、何でもお見通しじゃ・・・。しかしパワーがあるのぅ・・・」
おーい!大丈夫だったかー?と近寄ったところ、大ちゃん、小ちゃんは威嚇してきました。そうなのです、同じアヒルだからとはいえすぐには仲良しにはなれません。特に雄同士は喧嘩になりがち。シャクちゃんは高齢アヒル、驚いたのでしょう。
「ぐすん・・・」
甘えているシャクちゃん。おジジなのに可愛い・・・。
再診 2019-12-23
シャクちゃん、ボロボロになりながらも小さい体でよく頑張っています。マイ先生に会えて甘えていたのかな?ずんずん這ってマイ先生の胸に顔をうずめておりました(毎回やる)www。本当にボロボロでボサボサだけど、「生きるのじゃ!」という生命力半端ない!年を越して春になったら丸3年です。
~シャク爺ものがたりラスト~
冬じゃ、
雪が降っても凍えるような夜でも
たべものとあたたかい部屋をありがとう。感謝しとるぞ。
さて、
そろそろわしもグアとガーコのところへ行く日が来たようじゃ。
作ってくれた最後のごはんはちゃんと食べるぞ。
旅立ちに向けて水浴びもしよう。キレイに羽を繕ったら行く準備じゃ。
毎日お世話してくれたおばちゃんは最近血圧を気にしているから
おばちゃんが寝ている間に行くよ。
わしが旅立つところを見て血圧上がって倒れたら困るからな。
わしのせめてもの配慮じゃ。
朝、わしの亡骸を発見して慌てる姿が見えるようじゃが、
泣くんじゃないぞ。
そもそもわしはあの日死んでいたのじゃ。
ひとりで石神井公園の浮島で、ひもじくて心細くてそんな中で死ぬはずじゃった
だから
あの日、助けてくれた人たち、
募金やファンディングに協力してくれた人たち
わしの記事をTwitterやブログに書いてくれた人たち
あひるネットワークの人たち
ほんとうに感謝している。
たかがおいぼれ棄てあひるのわしのために、愛をありがとう。
たくさん怖い思いやつらい思いをしてきたが
世の中捨てたもんじゃない。
天国に到着したグアとガーコにこの話をしようと思う。
皆の衆、達者でな。
保護された子なのでたくさんつらい思いをしてきたからか甘えることをしない子でしたが、思えばここ一か月くらいは甘えるようになっていました。もしかしたら旅立ちの時期を察していたのかもしれません。
11日夜、火葬しました。さよならシャク爺、ありがとうシャク爺。
ボロボロおじいあひるなのに威厳があって生命力があってかっこよかった。あなたのことは一生忘れません。2020-01-11
わしはシャク爺じゃっ。なんと今わしは天国とやらにやってきてしまった。水浴びをしてご飯をたらふく食べた後、いつもどおり眠っただけだったのにな。おかしいなぁ・・・。まぁ懐かしい友とも再会できて、うん。ここも悪くはない。安心してくれ。
わしの物語りはパンフレットのQRコードでも公開されているのじゃ。わしが池で暮らすようになってからの出来事なのじゃが、野外は危険がいっぱいでのぅ・・・何度も死にそうになったものじゃ・・・。うむぅ。アヒルは野鳥じゃないのだよ。動物遺棄は犯罪じゃ・・・。もうわしのように辛い思いをさせないでおくれ。わしが天国で見張っているからな。わしからのメッセージ、どうか届いてほしいと願っておるぞ。
シャクちゃんの治療費は、皆様からの寄付金/募金、会員からの会費、保護アヒル支援プロジェクトのファンディングより支出されていました。ご協力を心から感謝致します。ありがとうございました。
収支につきましては、会計報告をご覧ください。
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