アヒルのリハビリ、介助法・介護器具 目から涙?嘴の黒い点々は?

お知らせ内容一覧

立てなくなったアヒルの相談
目に涙?嘴の黒い点々は?

立てなくなったアヒルの改善法
進化している補助カート
ウレタンや牧草利用
タオルやストッキングを使用した介助
随時更新中



立てなくなったアヒルの相談

2017.8月掲示板での相談

生後6週間のラブは 立てません。左足の膝?(関節)が 外向きで 大丈夫かな、と思っていたのですが、3日前くらいから立てなくなりました。今は子供用浮き輪に乗せて、引っくり返らないように 座らせています。ラブは 立ちたいと思っているのか、手を離すと立とうとして、こけてしまい、いろんな所を怪我しています。病院にも行きました。痛み止めとサプリをもらいました。

ラブを購入した、ペットショップにも行きました。カルシウムやビタミン剤など紹介してもらいました。そして、いろいろ調べた所、割り箸などで固定するということを知りました。でも、何でどうすればいいのか分かりません。固定はどうすればいいですか?そして、他にも ラブにとって楽なこと、少しでも良くなる方法が知りたいです。あと、体験談などあればありがたいです。教えて下さい。ラブを助けてあげたいです。お願いします。

アヒルのラブちゃん情報
・アヒルの年齢:7月7日の生後2週間に購入。2ヶ月。
・体重 1.7キロ
・購入したときから関節が曲がっていたことに気が付いていた。

・食事内容
・バーディー
・トマト
・ボレー
・ビタミン剤
・関節のサプリ(犬、猫用)
・ミネラル
・痛み止め
(ペレット待ち)

回答アドバイス  会員軽部さん

ラブのママさん こんにちは。
私は過去に何羽か足が不自由なアヒルさんアイガモさんを育ててきました。雛の時に足が不自由になってしまったアヒルさん達は、治すのが非常に難しいです。
添付写真のアイガモさんは両足が内側に向いてしまい、歩くことも立つ事も座ることも出来ませんでした。そして、足が重なっているので痛いらしく とても可哀そうでした。(ペットショップで正しい飼い方をしなかった為に、このような足になってしまいました。)発泡スチロールを使い、足が前に向くようにしていたところ、1年後くらいから足先が前を向いてきました。

アヒルさんによって足の状態はそれぞれ違います。同じアヒルさんでも、少しずつ変わってくるので毎回調整しなければなりません。添え木をお考えでしたら、くっつく包帯が便利かもしれません。足に傷がつかないように添え木を巻いたり、足に巻くのに使います。締め付けすぎると血が止まってしまうので注意して下さい。
それから、捻挫をしてしまったアヒルさんの治療に天かすをとる網のようなオタマやフワフワした物が巻いてある丈夫な針金を使った事もあります。(100円ショップにあります)
色々試してみて下さい。

回答 会員大久保さん ※食事内容・羽根のケア

アヒルは ひよこからの成長が とっても速いんですよ、ここからは経験したことを書きます。完璧ではありません。支えにはなるかな、
6週の中雛だね。 雄なら2kg弱 雌は1kg強 位かな ペットショップで買ったんだね 今 何キロ位かな。

たくさんご飯もらって大きくなりすぎたのかな? 成長に足が負けて関節炎を起こしたか?先天性の奇型か?わからないけど 足の負担を少なくしないといけないね。

ご飯は バーディー20g+キャベツ トマト 小松菜 少々 1日2回か3回位かな。パン ほうれん草は ダメだよ。鳥さん用のカルシウム ボレイコも 混ぜるといいなぁ。
後は、深いタライでプカプカする時間を多くして足の負担を少なくする。クリーム色の羽は水をはじく力が少ないから沈まないように見ていないと危険です。皮膚まで濡れたらドライヤー送風で乾かすよ。陸にいるときは 興奮して暴れないようにケージがいいかな。

相談の続き

発泡スチロールの間に入れているのは なんですか?やってみようと思います。
天かすをとる網のようなオタマというのは、どう使うのですか?
質問だらけですみません🙇 あと、水に入ると 傾いてしまい、難しそうなのですが、いい方法はないですか?水中は、リハビリにもなるので、入れてあげたいのですが、背泳ぎになりそうなくらい、傾いています。いろいろ試してみます!
本当にありがとうございます。

回答 会員ななママさん

フワフワした針金と天かす用のオタマみたいなのがありましたので写真添付します。

>発泡スチロールの間に入れているのは なんですか?

お風呂で体を洗うタオルみたいなヤツです。
乾くのが早いのでお腹の下に挟んでいました。

ちょっと分かりづらいかもしれませんが、図のようにアヒルさんの足とオタマと針金を並べて、くっつく包帯を巻いて固定しました。足をひきずっていて病院でもう歩けるようにならないと言われてしまったのですが、走れるまでになりました。

足が曲がってしまっているアヒルさんにはどうかな。発泡スチロールの家で少しずつ矯正していく方が良いかな。それから、アヒルさんはご紹介した発泡スチロールに座らせると暴れます。

アヒルさんの体に合わせて筒状に布を縫い、両端にゴムを通して着せて、その服に紐を通して家に固定すると良いです。過去の記事でも紹介しています。

>水に入ると 傾いてしまう

只今ウチに下半身不随で両足が全く動かないアイガモちゃんがいます。プールに浮かべるとふ~らふ~ら傾きながら上手にバランスをとって水浴びをします。大人なので なんとか水浴びが出来るのだと思います。
雛ちゃんは大久保さんがおっしゃるように溺れてしまう事がありますので、絶対に目を離さず浅い水深のプールが良いかもしれません。障害のあるアヒルさんは体のバランスが良くない事が多いです。
ラブちゃんは、もう少し体が大きくなったらウチのアイガモちゃんみたいに上手に水に浮かぶ事が出来るかな。


目に涙? くちばしの黒いそばかすのようなものは何?

相談「目の周りのガビガビは、優しく洗って、拭いてあげると治りました。ご心配をお掛けしました🙇涙のことなんですけど、泡も出てないし、化膿もしていません。 きれいな水が、ポロッと出るんです。何が原因なんでしょう?
あと、アヒルのくちばしに出る、点々は何ですか?


回答 目から出る涙のように見えるものは体液です。

回答   会員大久保さん
嘴のテンテンは ほとんど雌に出るよ。出てくる時期や模様はみんなバラバラで 理由は わかりません
葉っぱや池の藻を食べたりするからとか、日に焼けてとか、先祖還りとかでもほとんど雌だけだから、ホルモンとかの関係かなぁ
食事にキャベツ 小松菜 ヒジキとかも食べたほうがいいと思います。


嘴の傷に藻の成分が入り込み広がっていくという説もあり。

ガビガビは これくらいかな?気をつけて ひどくなってきたらお医者さんかな?泡涙は写真がないけど傷が付いて化膿したみたいです。

回答 会員塚本さん

うちもさつきちゃん、目の周りどうしようっていうくらいがびがびだったけど、教わったすりごま・ひじきで勝手にきれいになっちゃいましたよ。

すりごま、ひじき、おから、コラーゲンパウダーと、大量のボレー粉♪


立てなくなったアヒルの改善法

「あひるネットワークでは立てなくなったアヒルの補助カートや改善法を会員やアヒル飼いの方たちから情報を集めその都度紹介してきました。2020年には補助カートのマニュアルを作成し、今現在もお座りアヒルの負担を少なく楽に過ごせるよう発信を続けております。」

ブックラックを改造した車椅子の例

市販の園芸用ネットを利用したハンモックの例 

このラックを改造した車椅子の進化系 ガーちゃんカート↓

店長アヒル ガーちゃん

会員塚本さん作成 ガーちゃんカートさつき号

車輪が付いているので自力で移動可能

ガーちゃんカート 進化型 ピピちゃん号


メイちゃんはクッションで脚を支えています。楽チン♪

進化した補助サポートカートファンディングではマニュアル化達成
カートの作り方あり


お座りアヒルの宝来吉は、牧草のベット(足への負担を軽減)
ウレタンマットも利用


るーちゃんのケース 2021-10-30 会員ちなさん

るーちゃんは2月から歩けなくなって介護生活です。お座りさんになると、床擦れだけでなく、歩行筋力の低下とともに、消化能力や排便能力も落ちてしまい、体調を崩してしまうこともあるようです。まだ足が動くようでしたら毎日短い時間でもいいので介助して歩かせてあげるといいと思います。

我が家はカートが動かせるような平地ではなく草ボーボーなのでタオルで介助具を作りました。ご参考下さい。また、プールも同じように衣装ケースにストッキングを張って浮けるようにしています。

足を投げ出すことについて。足を畳んで座っていると足の付け根の部分がずっと突っ張っている感じで、年を取るとその付け根の部分が突き出てきます。うちのるーちゃんはそこが痛いようで、足を曲げずに居られるようにクッションに乗せたら足を投げ出さなくなりました。プチプチでクッションを作る場合も床擦れ対策はもちろんのこと、足がどうなると楽か考えてあげるといいかなと思います。

保護後の届け出について

保護後の届け出について

野外にいるアヒルについて相談される方は、私たちに相談する前に公園の管理事務所や市役所環境課など連絡されていると思います。その行政の管轄担当は各地によって様々です。

私たちは保護後に近隣の交番や交番がなければ管轄警察署へ保護の一報を入れていますが、その連絡は野外に遺棄されている動物に「迷子届け(遺失物)が提出されていないか。」の確認です。
長年遺棄され続けそのような届け出の可能性はないと思いながらも連絡を入れています。


警視庁のマニュアルや各地域の動物保護に記載されている内容

怪我をした動物を見つけた場合
「庭や公園等で傷病鳥獣を見つけたら、まずケガや衰弱の具合を見ることが大切です。 ケガをしていても、逃げる元気がある場合は、人が保護しようとして追い回すことで衰弱することもあります。 野生動物はある程度のケガでも自然に回復するたくましさを持っています。」
野鳥の場合

動物が迷子になった場合
まず、いなくなった場所の保健所、自治体(動物愛護センター・動物保護センター)、交番、警察署(遺失物の届出の手続きを取る)に問い合わせをしましょう。さらに、動物が逸走する範囲を考えて、保護される可能性が考えられる地域の警察や保健所、動物愛護センター、動物保護センターなどにも連絡や届け出をしましょう。


保護後の届け出について

行政への連絡のたらい回しでなぜか保護をしたわたしたちが遺失物届けを提出するケースもあったような気がします。保護後の連絡ですが相談者さんが連携をとっていた行政(管理事務所や市役所環境課)、近隣の交番または管轄警察署への遺失物届け(迷子届け)が提出されていないかの確認。この2か所のみとなります。

警察への連絡は、野外にいた動物に迷子届け(探している人がいないか)が提出されてるかの確認となります。

わたしたちは見知らぬ地域へ向かい保護するケースがほとんどです。初めて保護に携わるスタッフもいます。到着したとき保護ができる陸にいることは稀です。池に飛び込んだり、逃げ回ったりと多くの困難を乗り越えての保護になりますことをご理解ください。

保護後の連絡は、相談者さんや相談者さんと共に見守ってきた地域の方、保護現場に居合わせた方々、そしてわたしたちあひるネットワークで手分けして進めていけたらと思います。


参考URL
拾得物件預り書

ペットを拾ってしまったら 遺失物法改正

所有者の判明しない犬または猫その他の動物が拾得された場合の取り扱い等についての内容

環境省自然環境局→動物愛護管理主管部(局)宛て

 

 

外飼いの方へ 外敵の注意

アヒル飼いの外敵注意について

・夜間はしっかり戸の閉まる小屋に入れてあげてください。
・庭にご飯の食べ残しを置いておかない。
・雨の降っている日にやってくることが多い。
・小屋の敷き床は土や砂で良いのですが、その下はコンクリートか板を敷いて侵入を防ぐ。

お知らせ内容一覧

new!外敵たちの繁殖時期注意・室内にも侵入?
外敵昼間みかけるイタチ対策
空からやってくる外敵とは
外飼い小屋への注意
外小屋にアナグマがやってきた


アライグマの被害報告を受けた会員さんからの呼び掛け
「みなさま、くれぐれも目の届かない範囲で、特に夜間、外に出しっぱなしはやめましょう!

この時期は外敵たちも繁殖時期で狩りには熱心です。」

屋根の隙間に注意(室内)
室内でも目の離れた場所は危険イタチの侵入
「夜間だけでなく早朝や夕方も日が長くなって油断しがちですが気をつけなくてはいけないと思います。いつもより早い時間に外に出したら襲われたという話しもありました。屋内にも侵入されて襲われた例もあります。屋内に侵入出来そうな場所を塞ぐ対策を!屋根の隙間やちょっとした通風口の隙間などからも侵入します。」


外敵 昼間みかけるイタチ 2019/04呼び掛け

昼間近所の畑道を歩いていると、すばしっこく動く胴体の長い金色っぽい茶系の生き物を発見。「猫じゃない。リス?」・・・イタチでした。人間に気が付くとそのイタチはスルリと納屋の隙間に入っていった。

このような姿※画像お借りしました※

栃木県でもイタチが飼っているアイガモたちに接近(会員facebook報告)


改善後

イタチは、光が苦手なはず。夜行性じゃないの?調べてみると昼間も行動するようです。強い光が苦手でなので、イタチ避けにはアルミホイルやCDを吊り下げるなど効果があるとのこと。家庭にあるもので臭い対策できるものは、「お酢」や「漂白剤」。においの強い木酢液やクレゾール石鹸液は薄めて使うと効果を発揮し、バルサンなどの動物忌避剤も効果的。

侵入できる隙間は防ぐ

イタチは細長い体を利用して、3cmの隙間があれば、侵入できてしまいます。小屋の隙間はしっかり塞いでおきましょう。金網やパンチングメタル、防獣ネットを使って侵入口を塞ぎます。

昼間にイタチをみかけたと報告が相次いでいます。十分注意してください。

会員テケチハさん
「イタチ対策で鴨の遊び場の出入り口の網戸に金網を張って補強したところでした。留守にする時は家の中で留守番させてます。イタチはこのタイプの金網も破るんですよね(心配)日中短時間目を離すときの時間稼ぎ程度に思ってます。」


空からやってくる外敵~アヒル飼いMさんより~ 2007年6月8日西田ブログ掲載
「庭からアヒルがいなくなった。」「足跡も外敵がやって来た形跡もない。」「何度も続くのでおかしい。」このような報告が相次いだ頃まとめていた空からやってくる外敵についての報告です。

<ブログより抜粋>
Mさん宅の庭で飼っている多数のアイガモ、北京ダック、鶏たちが外敵の被害に遭っている原因がわかったとのことで、その内容に「まさかっ!!?」と驚き、今まで全国の方たちからの報告を思い出していた。「突然アヒルがいなくなった。」「自宅から離れた場所で亡骸を見つけたが狸やイタチが連れて行くには距離がある。人間のいたずらでしょうか?」などでした。

また最近では、急にいなくなったアヒルを探していると自宅から250メートル程離れた場所に横たわっていて、動物に襲われたのか人間にいたずらされて捨てられたのかどうかは判断できないが、お腹には穴が開いて頭が無くなっていたとの報告がありました。

空からやってくるの?

Mさん宅は神奈川県内です。元農家のお家だった庭先で今現在鶏の他、アイガモの雌3羽・北京のつがいと保護アイガモ雛1羽を飼育されています。この空からの襲撃者にアヒルやアイガモたちだけでも8羽も被害にあっているというのです。

Photo_43 Photo_44

鷹でした。

Mさん宅のアイガモが襲われているその瞬間を目撃して捕獲した時の画像です。

丹沢の山方面からやってくるというこの鷹は、朝方や夕方に庭に出ているアイガモやアヒルたちを襲っていったようです。

鷹を捕獲したMさんが鷹の保護団体に連絡をしたところ、「生態系を崩してはいけないので捕獲したその場で逃がしてください。」とアドバイスを受けたようです。しかし、家の庭で放してしまってはまたアヒルたちが襲われてしまうと車を走らせ少し離れた川で放したとのことでした。鷹は野鳥で保護動物となります。

一度居場所を確認したせいなのか、同じ鷹なのかわかりませんが、度々やってきてはアヒルたちを襲っていったようです。それもしっかりした柵や網を張った小屋に入れても少しの隙間を見つけ(顔が入る隙間なら入れてしまう)侵入しアヒルたちを襲い、アヒルやアイガモたちだけでなく鶏にまで被害は及んでいきました。

襲われたアヒルたちの亡骸は悲惨なもので、固い頭部分は残して首は鋭利な刃物でも使ったかのようにスッパリと切れていて、胴体やお腹は鳥の標本のように綺麗に骨を残し肉部分は啄んでいったように肉が跡形もなかったと。どうやってもアヒルが飛び越えられないような柵を越えた場所で亡骸が同じような状態で見つかったり、自宅側の学校校舎の裏でやはり胴体が標本のように肉が無くなり骨だけになったアヒルも見つかっています。

どんなに対策を練ってしっかりした金網を張ってもやってくるという空からの外敵、鷹。

今現在、Mさん宅に居るアヒルたちの数羽も鷹に頬肉を突っつかれて傷を負った子もいると、鷹は低空飛行で静かにやってくるらしいのです。

また、同じような被害にあっている方が東京都にもいるようで、今まで四つ足のイタチ・狸・ハクビシン・アライグマなどの動物の仕業だと思っていたのですが、空からやってくる外敵もいるのだと驚くばかり・・・。

調べてみると、鷹を呼び寄せ餌を与えるイベントやショーなどもあるようで鷹の餌付け画像や映像もありました。鷹は完全な肉食です。


外飼いの方ご注意ください 2015年9月14日掲示板記載

facebookでも公開しておりますが、外で飼っている方たちへの呼びかけです。

各地で外敵の姿を目撃したり、実際に被害に遭っているアヒルがいます。夜間にやってくるその外敵は、「アヒルを飼ってもう数年経つのに来たのは初めて。」「今まで大丈夫だったのに・・・。」このように安心していた環境へ突然やってくるのです。

神奈川県でアヒルを飼い始めた頃、金色に光った毛の猫くらいな素早い動物を目撃しました。実際に小屋も狙われています。イタチなのか?
2003年webサイトより

【外敵】夜、イタチがぴぴの小屋に?!

4月の終わり頃のことでした。夜の9時過ぎに庭に出てみると、猫より少し小ぶりで茶色の金かかった生き物が小屋の塩ビを剥がしていました。

まだ玄関の灯りも付いて、居間の明かりも漏れる人の気配がする中、その生き物は小屋の中のぴぴを狙っていたのです。

イタチだったのではないだろうか?!早速小屋の強化を始める 。

次の日水道場を見てみると残っていた水を舐めてたのか?足跡が・・・!!!!!針金のネットで覆う。
その頃各地でも、いつものように夜間犬と一緒にいたのに襲われた、小屋をこじ開けられたなど、住宅地でも被害に遭われるケースがありました。


それから10年ほどそれらしき外敵の姿は見かけなくなり、すっかり安心していた頃やって来ました。

朝起きてみると、日中アヒルが日向ぼっこをする場所に侵入した形跡がありました。小屋をこじ開けむりやり入ろうと荒らされるようになり、その破壊力はどう見ても手が使える動物で、野生化したアライグマの仕業じゃないかと話し合っていました。

それから、木酢液や忌避剤を小屋の周辺に置くことや、夜間は玄関内で寝かせるなど十分気を付けたのです。


2015年9月神奈川県湯河原のahiraa2go(斎藤理事)さん宅でアナグマを目撃

関西では実際に外敵の被害に遭ってしまったとの報告が・・・。

ネットでアナグマ、アライグマ、ハクビシン、タヌキの比較画像があったのでお借りし比べてみると、ahiraa2goさん宅にやってきた外敵はアナグマと判明。

もし実際にアヒルたちを襲うためではなく、小屋に置いてあるご飯目的だったとしても、爪で引っ掻かれたり、噛みつかれたりすると、菌に感染する場合もありますので注意が必要です。

・夜間はしっかり戸の閉まる小屋に入れてあげてください。
・庭にご飯の食べ残しを置いておかない。
・雨の降っている日にやってくることが多い。
・小屋の敷き床は土や砂で良いのですが、その下はコンクリートか板を敷いて侵入を防ぐ。

野生のクマが民家に現れているニュースなど観ていると同じようなことが起こっているのかもしれません。

 

 

 

 

アイガモ(合鴨)特集

アイガモって鴨?アヒル?野鳥なの??

あひるネットワークメンバーさん宅のアイガモたちがテレビで紹介されたときのテロップには「カルガモ」と表示され、コメントでは鴨!カモ!と呼ばれていました。ん~、そうなんですよね。姿だけみると区別が付かない?みんな同じ鴨でしょ?となりますね。

そこで改めて「アイガモ」とは何なのか?野鳥なのか?アヒルの仲間なのか?アイガモ飼いの方たちからの情報をまとめて特集します。

第一章 アイガモってどんな鳥?
第二章 ペットとして飼われているアイガモの生態
第三章 野外に遺棄されたアイガモと自然への悪影響


アイガモってどんな鳥? 実はアイガモという種類はありません。慣習的、商業的にアイガモと呼び習わしているだけで一般にイメージされる白い大きなアヒルと同じく人によってマガモから品種改良された家禽です。

アイガモ成鳥 奥すぽ君 手前カールちゃん
※雄と雌では柄が違います

見た目は冬にシベリアから渡ってくるマガモにそっくりです。違いは大きさと体型です。マガモは1kg前後でスマートな体型をしていて海を渡れるほど飛行能力があります。アイガモは1.5〜2.5kgほどでぽっちゃりとした体型で長距離の飛行はできないか、全く飛べません。

マガモのピュイちゃん

テレビで間違われたカルガモですが、カルガモは一年中日本にいて春から初夏にかけてヒナを連れて引っ越しすることで目にすることも多く一番よく知られている鴨ではないでしょうか。体重は1kg前後で渡りはしませんが飛行能力が高いです。カルガモは雄と雌の柄がほぼ同じ雌柄(茶系)という特徴があります。
捨てられたアイガモなどと交雑することでマルガモと呼ばれる交雑種が生まれて問題視されています。

カルガモ がまる君 飼い主さん撮影

カルガモ撮影 えもさん

マルガモ撮影 ジェミマさん 



愛玩動物としてのアイガモ アイガモのヒナは春にアイガモ農法の田圃に放たれる様子がテレビなどにも取り上げられご存知の方も多いと思います。その時期にはペットショップにも出回り値段も千円前後と安く可愛らしい姿に一目惚れする人もいるでしょう。もしアイガモを飼うことになったらアイガモはアヒルと同じく家禽ですから家畜伝染病予防法に定められた通り1羽からでも地域の家畜保健衛生所に飼育の届け出が必要です。マガモ、カルガモであれば家禽ではないので届け出の必要はありません。


アイガモのヒナ テケちゃん チハちゃん


北京ダックのヒナ カルーちゃん


コールダックのヒナ ウィンウィンちゃん


マガモのヒナ ピュイちゃん

アイガモ、アヒル、コールダック、どれも原種のマガモを品種改良したものなので習性や食べる物、お世話の仕方も同じです。アヒルとアイガモはとてもよく食べよく太るように品種改良されているので愛玩動物として長生きしてもらうためには適正な栄養管理と体重管理をして脚に負担をかけたり発情過多にならないように気をつけないといけません。 身体が大きく体重が重いほど関節炎や趾瘤症になりやすいので注意が必要です。 アイガモとコールダック、ペキンアヒルとの大きさの比較画像です。コールダックとの体格差はよく分かりますが、大柄なアイガモと小柄なアヒルではほとんど差がありません。


コールダック成鳥 アイガモ成鳥
ちろる君     すぽ君


北京ダック成鳥 アイガモ成鳥
きゅうちゃん  ゆずちゃん いちごちゃん


アイガモ成鳥   北京ダック成鳥
すずらんちゃん  るーちゃん


北京ダック成鳥  アイガモ成鳥
きぃちゃん    だいず君



野生の鴨に混じって生きるアイガモのオス 撮影 ジェミマさん

「あるアイガモ農法農家が春から夏まで田圃で働いてくれたアイガモに愛情が移り食肉用として出荷するのが忍びなく、毎年田圃での仕事を終えたアイガモたちを川へ放しています。」と、とある新聞がまるで美談であるかのように記事を掲載していました。これは美談ではなく動物遺棄という1年以下の懲役又は100万円以下の罰金の犯罪です。

野外に放されたアイガモが幸せにのびのび暮らせると思っているのでしょうか?動きも鈍く飛べないアイガモは多くがイタチ、アライグマ、猛禽類などに襲われ命を落とします。人間によって繁殖され餌を与えられて育ったアイガモは自分で餌を探せず弱っていきます。運良く野外に適応することのできた個体はまた別の問題を起こします。アヒル・アイガモは人間によって作られた品種であり、国指定の特定、要注意外来生物ではありませんが野生種の鴨と交雑し遺伝子撹乱を起こす外来生物とされています。


交雑のない野生のカルガモ メス


交雑のない野生のカルガモ オス
カルガモ撮影 田口たつみさん




交雑種 マルガモの群れ


1羽だけ色が違った種のせいか交尾を含めた虐めあっていたであろうマルガモのメス
マルガモ撮影 田口たつみさん



マルガモのオス

マルガモ撮影 ジェミマさん
※マルガモの説明
マルガモは自然界でもカルガモとマガモが交雑して誕生しますが、野生種同士の交雑と違いアイガモ、アヒルは人の手によって作られた家禽であり交雑は遺伝子撹乱という問題を引き起こします。外見だけでなく警戒心が薄く人を恐れないなど家禽の性質を受け継いでいるとも言われています。


あひるネットワークでは人によって遺棄された水鳥の家禽を保護していますが、保護施設を持っているわけではなく保護した傷病鳥はメンバーの自宅にて療養しています。ですからアイガモ農法農家等による大規模な遺棄には対応することができません。アイガモがたくさんいるという情報が入っても群れで暮らしていて広い池や川など逃げる場所があり怪我や衰弱など緊急を要する場合でなければ様子を見ることしかできないのが現状です。愛知県で保護されたすいれんちゃんの場合は、1羽で行動し外敵に襲われる危険のある陸地で抱卵を始めたため保護されました。



遺棄された後1羽で過ごしていたすいれんちゃん

アヒルを野外に放すということは 感染症・寿命


あひるネットワークメンバー宅で先住北京ぐー君と過ごすすいれんちゃん

アイガモは野生の鴨に似ていますが家禽です。野生の鴨のように餌を探したり危険が迫ったとき飛んで逃げたりもできません。生き延びたとしても自然界に悪影響を及ぼします。アイガモを飼育したらどうか最後まで責任を持って大切に世話をし終生飼育してください。

アヒルの飼い方

This article was written by member (鴨サンチームテケチハさん)


「わたしたちは外では生きていけないよ。最後まで可愛がってね(゚∈゚*)テケとチハより」

愛知県長久手市杁ヶ池公園アヒル保護

愛知県長久手市にある杁ヶ池公園のアヒル保護 2017-02-21

保護:愛知県永井さんご主人
新しい飼い主さん:永井さん(えりぴーさん)のち、あひるネットワーク会員

お知らせ内容一覧
保護までの経緯
保護時の様子
診察結果
通院経過
2017年
2018年
2019年
更新2020年
さよならメイちゃん
費用内訳

 


掲示板に相談

初めまして。愛知県長久手市にある杁ヶ池公園にどなたが放棄した大人のアヒルが現れて4年~5年ほどたちます。2016年9月頃から足を引きずりながら歩いていたので気にしていました。この1ヶ月は水辺で殆ど動きません。近づいても足が痛いのか逃げないので、パンをあげたら必死に食べていました。最近は池にも入って無い様子で羽根もお腹も真っ黒で以前よりも一回り小さくなったように感じます。まだ寒い日が続きますし、かわいそうで気になって仕方がありません。


保護時の様子

掲示板を閲覧していた永井さんのご主人が緊急を察知し、夜間にも関わらず急遽保護に向ってくださいました。
[永井さんより報告]

「アヒルさんは右足を外に出してひきずっています。シリュウ病ありです。目ヤニも結構出ています。震えていますが、病気なのか恐怖なのかはわかりません。ただ食欲はそれなりにありそうです。」

「アヒルさんは、ずりばいしている状況で立てない様子です。褥瘡にならないかが心配です。方向変換等はできています。もうすぐ5歳のアヒルが一羽おり、それで余計に感染症が心配な状況です。アヒル同士は全く別のところにいさせています。」


[愛知県会員けいさん(医師)よりアドバイス]

趾瘤はタオル安静であれば2週間ほどで改善してくると思います。引きずっている足は足関節か膝関節か、、、完全に回復する可能性は低いと思います。悪化させないようにコラーゲンやグルコサミンをしっかり与えて、関節が熱を持っているようであれば獣医さんで消炎剤等をもらって飲ませてあげるのがいいかと^^医療面でお困りの際はお声がけくださいませ!


警察へ移出物届け提出


診察を受ける 2017-02-22

①内臓系に大きな問題なし。感染症もおそらく大丈夫だろう。やや貧血だがおそらく栄養不足からきている。少々肺炎ぎみなのでキノロン系抗生剤服用

②レントゲンの結果関節がはずれている。手術はできるが歩ける保証はない。遺失物(落し物扱い)なので保護した私達のものに正式になるのが3ヶ月後ということで、それからでないと手術はできない。手術後は傷から糞が入り骨が腐ることが懸念される。

③反対の足は元気。確かに立とうとはする。何らかの補助をして広いところで飼うか、もしくは安静にさせるために狭いところで飼う。→本人は広いところに出すと動きます。動かなくても動いても、褥瘡が心配です。車椅子もどう用意していいのか思いつきません。そしてどちらがこの子にとって良いのか悩んでいます。

④これからは立てないため排泄物との戦いになる。→確かにそうだと思います。おすわりアヒルさんのうんちの処理の方法を教えて下さい。おむつのがよいですか?

⑤水浴びをさせてあげた場合、どのように乾かせばいいですか?乳児がいますので、ド ライヤーで乾かす等長時間かかる作業が困難と思われます。天気のいい日に日向で人工芝の上にいてもらうくらいしか思いつきません。


再診 2017-03-01

先生からはだいぶ体調良くなっていると言われました。体重は3.5㌔前後(女の子にしては重い気がするのですが、足が悪いので減量した方が良いですか?)目ヤニも減っています。抗生剤は終了となりました。

関節の手術に関して質問したところ、骨を定位置に戻すことはできるが、やはり動くようにするのは難しい(自信がないとのこと)。手術を行う利益よりリスクの方が大きいだろうとのこと。

アヒルさん本人は、脱臼しているはずの足で今日も少し歩いておりました。車椅子を将来的には考えたいですし、セカンドオピニオンも機会があれば受けたいと思っています。とりあえず一旦治療はこれで終了となりました。

名前はメイちゃん。会員永井さん宅で一時保護中です。


メイちゃんは、ご飯を食べて元気にやっています。幸い危惧していた褥瘡にもならず、お腹の羽もだんだん生えてきています。先日からうちのアヒルとも会わせています。とはいっても仲良くはしていません。

遺失物届けを提出した警察署より、「アヒルは長久手市では野鳥扱いになるので、元の場所に返して欲しい。」との連絡を受ける野外にいた鳥だから野鳥括りにされているのか、このように警察署によって対応が様々で困ることがあります。家禽でも野良として過ごしていたから野鳥扱いになるのでしょうか?言われるままにアヒルを元に戻せば死んでしまうでしょう。

愛知県会員けいさんが、名古屋市動物愛護センター、愛知県動物保護管理センターへ相談。そこから、愛知県環境部自然環境課へ。「アヒルは家畜伝染予防法の管理下にあるので、家禽であって野鳥ではないという認識です。」との回答をいただきました。

その通りだと思います。今まで十何年も行政側からは、「アヒルは野鳥ではないので管轄外。」と言われ続けていたので、各自治体で扱われ方が変わるなど納得がいきません。

翌日、尾張県民事務所環境保全課へ確認の電話を入れたところ、「不慣れな職員の誤った対応だった。」と説明を受け、それから県民事務所の職員が警察署へ事情を話し、「ご足労ですが、再度遺失物届けを出しに警察署へ出向いてください。」という結果になった。
2017-03-25


永井さんが診察を受ける前の2/25に提出した遺失物届けは既に「削除扱いにしてしまった。」らしく、正当な届出を勝手に処分され、再度こちら側が出向いて提出することになるとは・・・。

保護時のような状況にならないよう、このまま会員宅で療養を続け見守っていきます。完治しても元いた場所には戻せませんのでご理解のほどよろしくお願い致します。アヒルは飛ぶことができません。心無い飼い主にこの公園に遺棄されたメイちゃんは怪我を負って苦しんでいました。

補助カートのハンモック版



2018年


[会員からのアドバイス]
「大豆粉、試してくださいね。あと、貧血状態(栄養失調)の場合、カルシウムが溶け出すことが多いようです。ボレー粉でカルシウムを補うこともオススメします。」





2018-03-25
メイちゃん、回復傾向です✨ありがとうございました。足の傷の方も、色々試した結果、改善傾向と思いますので、もう少し回復してきたら、また詳しく投稿させていただきます。


お座り状態が続くメイちゃん
2018-12-10 お腹を付けないよう毎日工夫が必要です。

お座りが続くメイちゃんにはペットシーツの他、このような補助グッズが必要となります。
★靴下
(片足が常に外に出てしまっているので、ガードと保温のために履かせたりします。)

★創傷治癒用クリーム(ヘパリン類似物質、ビタミンE製剤、メディカルアロマ製品)
★人工芝
★衣装ケース
★レンガ(メイちゃんの足の枕の土台にしています。)
★プラダン(メイちゃんのケージに貼って、ぶつかっても怪我しないようにしています。)

補助カートのハンモック版を利用したり、ケージ内では、プラダン(ダンプラ)というプラスチック製のダンボールを利用して、メイちゃんがぶつかっても怪我をしないように守っています。レンガを足枕の土台に使用。そのままでは固いのでペットシーツや布を巻いて、更に防水のためにビニールで覆っています。メイちゃんのキック力が強く、枕が動いてしまうためです。


2019-09-21
メイちゃん、黒い目ヤニが続いており7月、9月と点眼処置を受けています。

20191106 通院目やに点眼処置
20191124 メイちゃんのいた杁ヶ池公園調査 渡り鳥や野鳥のみ確認

2020-01-23 再診

血便、嘔吐、グリットインパクション
「今日の朝に血便、昼頃に嘔吐したので、診察を受けてきました。レントゲンの結果、砂嚢と腺胃にかなり沢山の砂利?が見つかり、グリットインパクションと診断され、過剰な砂利による出血と嘔吐と考えられます。(メイちゃんはハンモック生活なので、地面由来ではなくフード由来と考えられます)
できることは、吐いたり、排泄したりする事で体外に出るのを気長に待つ事ということでした。フードは砂利等の入っていないペレット、あとはトマトや魚肉ソーセージ、かまぼこ、ドッグフード等の、柔らかい、じゃりじゃりしていない物を与えるとのこと。
吐いても食べるなら与え続けて、食欲不振なら病院で強制給餌するので来るようにと言われました。補液と抗生物質、ビタミン剤注射をしてもらい、抗生物質の飲み薬が処方されています。
グリットインパクションで命を落とす子もいるそうなので心配ですが、トマトやキクスイのHOTペレットを元気よく食べてくれたので、メイちゃんを信じてできる限りフォローします。
メイちゃんの骨折している足と反対側の足関節も壊れかけている事、肛門付近の形も変形してしまっている事も判明しました。今回のグリットインパクションもそうですが、メイちゃんは骨折によって運動が制限されて様々な症状に苦しんでいます。思っても仕方のない事ですが、メイちゃんを遺棄した元飼い主を許せない気持ちでいっぱいで、悔しく思います。」

2020-01-31 再診
「なかなか砂利系が入っていないフードを探すのは難しいのですが、獣医さんの見立てでは、完璧に砂利を除去する必要はないかもしれないので、イちゃんに合った食事内容を試行錯誤していこうと言われました。

試しているのは、魚系ドッグフードとキクスイチャボ飼料(普通サイズのグリット込み)の混合です。あとはペレダック(細かく粉砕したグリット込み)も割合を工夫してあげていこうかなと考えています。

キューカン鳥フードは、獣医さんにグリットインパクション真っ最中の子にオススメと言われて購入しました。」

2020-05-13
メイちゃんの足の調子的に、旧式ハンモックの方がいまは合っているようなので、そちらで作ってみました。

2020-06-20
「日中、目を離したすきにカートから飛び降り、物置と壁の間にはまりこんでしまい、翼の肘の辺りを大怪我してしまいました。

本当にすみませんでした。緊急で麻酔をかけての縫合手術をしました。夕方は元気にご飯を食べてくれています。」

お座りアヒルのケアは本当に難しいです。大人しくカートに乗ってくれているときは安心なのですが、足の代わりに大羽根を使い移動しようとするなど動き回ると翼に怪我を負ってしまいます。縛り付けておくこともできず、でもアヒルは動きたい。大羽根で動き回れば擦れて出血してしまいます。そのままの姿勢でお腹を付けていれば床擦れになり、動けば大羽根の先が擦れてしまう。難しいです。

2020-06-26通院
2020-07-03通院
2020-07-19通院
「怪我はなかなか良くもならず悪くもならずです。 先生はカサブタ(壊死組織も含まれる)の部分を取り剥がしたくなるが待つしかないという見方です。 褥瘡治療に詳しい夫が見るに、壊死組織が付着したままになってるかもとの事です。逆に剥がさない限り皮膚の正常な再生は難しい。けれど麻酔も怖いし人間と違って剥したあと、清潔な湿潤環境を保つのが難しいので先生のように悩んでいます。 感染の兆候がないか注意してみます。 目やにがまたひどくなっており、 先回目薬を処方してもらったのですが 一向に改善せず。 もう一度内服(以前効果があった抗生剤バイトリルのジェネリック)を一週間試します。 また一週間後受診予定です。」

2020-07-26通院
「黒いカサブタがバコッと取れました。 その日獣医さんが休みだったのもあったのですが 夫が見たところ、 壊死組織が外れて 創傷治療には好都合と思われ、 ガーゼと医療用フィルムで 湿潤療法スタートしました。 (羽が生えているため、どうしても完璧な湿潤環境は作れないけれど、やってみる事にしました。 また人間と違い、清潔に保つのは難しい為、毎日交換。 フィルムの上からくっつく包帯で固定し、更に靴下で翼の付け根全体をカバー。 )


「獣医さんの見立てでは 黒いカサブタがバコッと取れたのは想定内であり、 傷も見たところ良い感じ。湿潤療法続けても良いし、このまま放置でも問題なさそう。抗生物質ももう必要ない。 もし膿んだりまた傷ついたりしたら来院してくださいと言われました。 羽根が生えることは恐らくなく、 もしかしたらこの状態キープになるかもしれない。 目やにについては、結膜炎等もなく目自体はキレイ。 翼の怪我も改善しているので 水浴びしながら、目の周りのケア頑張っていきましょうとの事でした。 しばらく傷からの浸出液は多かったですが(特にそれ自体は問題ありません)、落ち着いていきました。」

「感染予防の為、ガーゼからアクアセル(銀による抗菌効果のあるパットで、湿潤環境を最適に保つ効果あり)に切り替えました。」
【家で工夫した事】
・日光浴以外は室内で過ごす(熱中症予防と、目やににコバエがかなり集るため。一時期、目がコバエの集団に縁取られてしまったくらいでした‥)
・水浴びを2日に1回。タオル&ドライヤー乾燥。
・ゴハンにHOTペレット(免疫力アップ)、 すりゴマ(目やに改善)、エゴマ(n-3系脂肪酸を摂って炎症を抑えるため)、 ネクトンQ(療養期のサプリメント) を加えました。

「今週に入って、目やにがやっと改善してきました。 傷の方は、壊死組織がまた付着してしまった感じで、恐らくもう一度リセットになると思いますが、 傷の面積は半分くらいに縮小したので、諦めずに頑張りたいと思います。」

2020-08-22
今日14時頃に嘔吐、 その際にゴハンを食べたそうにしたので、少しだけあげたら また嘔吐。 車で病院に向かっている途中(16時頃)に 吐血しました。 病院で補液と止血剤を点滴して、 明日再診です。 飲食禁止で 出血がどうなるか確認するそうです。


2020-08-23 メイちゃん永眠

『メイちゃん』

8月23日の朝7:15頃
メイちゃんが虹の橋を渡りました。
夜間にも吐血したようだったので、病院に向かう準備をしていた時でした。
まるで「あ!こいつら病院に行く気ね!そんなに無理しなくていーわよ!」って
私達を気遣ったかのようでした。

座ったまま、壁におでことくちばしをくっつけたポーズで静かに眠りにつきました。

メイちゃんの死を無駄にしたくなかった、
そして同居のアヒル達の事も考え
原因をつきとめるため
かかりつけ医に解剖を依頼しました。

かかりつけの先生が「永井さんも立ち会いで行いましょう」と仰ったので
夫と二人で
メイちゃんの解剖に立ち会いました。

家族の解剖に立ち会う事は
とてもとても辛いです。
死別の悲しみや疲労感は倍増します。
それでも遺された子たちの事を考えると
原因を追求するため解剖に踏み切る以外ありませんでした。

メイちゃんの体の中はとてもきれいで、
何でこれで死ななきゃいけないんだろう‥と
とても悔しく思いました。
症状が急性のメガバクテリア症に似ていたのですが、胃も正常でした。

ただ、大腸が真っ赤になるほどに出血を起こしていました。

急性の感染性大腸炎との診断でした。
顕微鏡検査もしたところ、
老化によって自身の免疫が常在菌に打ち勝てなかったのだろうとの事でした。
吐血の原因は不明でした。
もっと詳しい検査をするなら
遺体を専門機関に送る必要があるとの事でした。
けれど私には解剖に立ち会う事で精一杯でした。メイちゃんと離れたくなかったのです。

メイちゃんの解剖に立ち会って
最後の最後、運命をわけるのは
免疫とも強い関連のある腸内細菌叢の状態なのかもしれないと思いました。
先生からの勧めもあり
その日から我が家のアヒルたちには
乳酸菌を与えるようにしています。
乳酸菌は人間用でも問題ないと言われました。

「メイ」という名前は
弱っていたメイちゃんをレスキューした映画好きの夫がつけました。
映画「コマンドー」の登場人物メイトリクスのように、
ズタボロ泥んこでも
強く生きてほしいという願いをこめて。
名前の通り、生き抜いてくれました。
「美人で強い」メイちゃんは
私にとって、同性として憧れの存在でした。
亡くなる前日の夜、
私の右腕に
メイちゃんが首を優しく絡めてきました。
「ありがとね、大好きよ、私も離れたくないわ」って言われた気がしました。
メイちゃんの介護、もっともっとしたかった。
メイちゃんと家族になれて、

本当に幸せです。

「メイちゃんは私の宝物です」

カートに乗って足をカキカキしているメイちゃん

長久手市市民記者ブログで「冬の杁ヶ池公園バードウォッチング」というファーストサーブさんの投稿の中にメイちゃんの画像がありました。2015年です。
公園でうずくまって動けなくなっているとの相談があった2017年より2年前の元気なときのメイちゃんがいました。

 

メイちゃん治療費内訳

補助サポートカート制作費用

お座りアヒルの補助サポートカートプロジェクト

収支につきましては、会計報告をご覧ください。
会計報告

神奈川県平塚八幡宮のアヒル

問い合わせフォームから下記内容の相談がありました。
「神奈川の平塚八幡宮に前々からいる怪我なのか病気なのかわからないですが痛々しいアヒルがいます。」
同様相談、他2件
相談者SNS投稿

調査日2020-02-29 神奈川県会員SEIDAIさん
調査内容:治療方針、飼育環境

アヒルの状況確認
・食欲はある
・首剥げてかさぶたはあるが、よくある交配時のかみつきと思われる
・羽の色ツヤは良い
・いたって元気
虐待や猫に襲われたわけではないようでした。

神社の方へアヒルについての話を伺う
・神社で飼っているが「アヒル側が住み着いた」とのスタンスをとっている
・怪我の事は把握している
・前に捕まえて隔離しようとしたが、元気で掴まえられなかった
・今まで「弱っている・怪我をしている」個体は隔離治療をしてきた
・隔離用ゲージが用意してある
・隔離ゲージは大型犬用ぐらいの大きさで周りにビニールなど巻かれ養生されてる(保安上バックヤードに入れなかったが遠目だか確認出来ました)
・現在も1羽足怪我の子隔離中との事
・今回の子も弱ってきたなどになれば隔離治療をする
・近親交配で弱い子が発現することは認識済み

現状の状況も把握されており、怪我や病気なアヒルが出た場合は捕まえて隔離するということでした。今回相談のあった雌アヒルに関しても以前から他のアヒルたちから隔離しようと再度試みていたようですが、元気に逃げ回り捕まえることができないとのことです。池もかなり広く、捕獲保護するには大人4名ほどでボートや縄なども必要になると判断しました。


「八幡宮には何回か訪れていますが、前から「禿げちゃってる子いるなー」とは思っていたので、多分今回と同じ子だと思います。本日雄と雌の数を数えたら雄が結構多そうでした。」

去年の10月の画像ですが、右側のアヒルが今回重傷になってしまったアヒルだと思います。

参考 アヒルの健康 発情について

交尾時に雌側が受ける傷と思われますが、かなり酷い状態なのできちんとした治療が望ましいです。治療や隔離するにはまず捕まえて保護するわけですが、アヒルにとっては捕獲されるのと同じことなので、怖がり警戒しながらもなんとか捕まらずに逃げようと力を振り絞り遠ざかろうとします。数人で追い詰めることで余計に衰弱させてしまわないかと判断が難しいところなのですが、後日再度調査に向かいまだ隔離治療等おこなわれていない場合は、改めて何か方法を考えていきたいと思います。


調査に向かった会員は自宅に入る前に靴底を洗い、うがい、手洗いを行っています。
私たちが気を付けること 鳥インフルエンザ ウイルスについて

大阪府「第26回フリーマーケットFOR平和・福祉フェスティバル」参加

去年に引き続き、11月10日「第26回フリーマーケットFOR平和・福祉フェスティバル」に、大阪府茨木市会員上原さんが、クッキー(北京ダック雄)を連れて参加。

「クッキーとフリマに参加して来ました。昨年同様、換羽のストラップ販売と送付頂きました新パンフレットで呼び掛けを行いました。ほんのわずかですが寄付します。クッキーが寝ている状態だと8割がた置物と思われていました(^-^;)」

あひるネットワークへ寄附

 

プヨたま対策 カルシウム摂取その時タンパク質は?

プヨたまとは、きちんと殻ができていない状態で出てくる卵のことです。長年北京ダックでも様々な対処を行ってきました。コールダックやアイガモでも同じく改善できると思いますのでご参考ください。
この情報は2019-07-07現在のものです。


プヨたまに関してのカルシウム摂取、このような時にはタンパク質も必要?!
意見交換 会員Facebookより 会員テケチハさん



<辻さん>タンパク質は足りていますか?うちもプヨプヨ卵産んだのが続いてカルシウムやミネラルあげても治らなかったのがミルワームの粉を朝晩あげてからはしっかり卵産むようになりました。

<テケチハさん>発情を抑えるためにタンパク質は控えていたのですが、タンパク質あげた方がいいんですかね(´;ω;`)テケチハ(先住アイガモの2羽)と同じように光の制限をしてタンパク質は与えるようにしてみましょうか?

タンパク質との関連:発情を防ぐには?日照時間のコントロール
アヒルとタンパク質 本当に必要?

<辻さん>卵を産んでいる時期はあげるようにしたらどうでしょう?卵を作るためにタンパク質必要だと思うんですよね。今は卵終わったので一日おきに粉はあげてます。

<テケチハさん>ミルワームパウダー試してみます。

<辻さん>良くなると良いですね卵問題は難しいです。

<町井さん>心配ですね。原因は他にもありそうですが、私も今の状態ではタンパク質はしっかりあげた方がいいと思います。すずらんちゃんが我が家に来たときも産卵しており、低タンパクご飯はしばらくやらない方が良いと主治医から指導されました。以前の生活環境がわからないので何とも言えないですが、夜早く寝かせたり、他の子とプールを別にしたり、食事以外で産卵抑制してみてはいかがでしょうか?

<テケチハさん>カールちゃんにだけタンパク質をあげることにしました。青いのがテケの卵、すごく小さいのがカールちゃんのプヨ卵です。肌色のは鶏のアロちゃんのです。カールちゃんも16時間真っ暗にして過ごさせるようにしました。テケチハは去年と比べて大幅に卵の数を抑制することができています。

カルシウム摂取

サプリ
掲示板より質問お勧めサプリありますか?
<テケチハさん回答>
我が家でアイガモたちに与えているサプリです。カルビタバード※は産卵中だけ追加してます(今現在使用見合わせ)BPDsは使った事はないのですが粉末状で吸収されやすそうですね。多分女の子とのことですが産卵中でなければ、そんなに心配しなくても大丈夫じゃないかなと思います。ボレー粉と卵殻をいつでも食べられるように置いてありますが、産卵中でなければ時々つまむ程度ですが産卵中は積極的に食べています。身体が必要なものが自分で分かると思うので、ボレー粉かカットルボーンパウダー、卵殻などを好きな時に食べられるように置いておくのも1つの方法かもしれません😊
※カルビタバードについて2022年追記

食事 飼い方より
食物で摂るカルシウムは、メスならタンパク質は最低レベルで、カルシウム重視!
[例]茹で蕎麦、豆腐、湯通ししたシラス、ドジョウ、ワカサギの煮干し

参考:北京ダックのサンちゃんブログより 卵のトラブルまとめ 普段できること(卵トラブルの予防・発症後共に)


テケチハさん 2018年3月9日入会広島県在住
2016年9月9日生まれの女子アイガモのテケチハちゃん2羽の飼い主さん。数々のツイッター投稿でバズる。有名アイガモちゃんたち。
保護活動:広島県鷹野橋ガチョウのガーコ保護
故ナンヨウハギさんのカールちゃん引き取り

令和だよ!タライ祭り


ぴ~たんちゃん


ひぃーちゃん くぅーちゃん るぅーちゃん


ぴーすけちゃん ココちゃん

 
ピヨコちゃん


ほわったーさん


みじゅちゃん ん?バケツ?


もちのすけちゃん


LuNaさん たらいに入らんかーーーーー?!?


ちゃい あるひ


カルーちゃん


くっきーちゃん


くれちゃん


コタちゃん


スズキ 天国でもタライ独り占め中か?!


だいふくちゃん


ちろるちゃん


テケチハちゃん


華ちゃん夢ちゃん


ゆき君 のだめ君 クレアちゃん


市姫


あたいたち 衣装ケース派


ピーチ 衣装ケース派


おいらたち プラフネ派

2016年編


[募集詳細]終了しています。
GW中にツイッターで展開していた「令和だよ!GWあひるタライ祭り2019」あひるinタライ画像を引き続きメールやFBでも募集致します。

画像は、あひるネットワークwebサイトに掲載いたしますので、載せてもOKな方!ぜひタライ画像をご紹介ください。
メールでの画像はこちらまで⇒ info@ahirunetwork.org
サイトに載せても大丈夫なお名前、アヒルちゃんの名前も一緒にお願いします。

平たい桶のことをタライという。
ドリフでお馴染みの金だらいなのか?プラスチック製の青タライなのか・・・?
何故タライなのか・・・?どうしてこんなに似合ってしまうのか。

あひるinタライ

グーちゃん輸送リレー新しい飼い主さんの元へ

依頼があり、飼えなくなったガチョウの新しい飼い主さん募集

埼玉県から滋賀県へ運搬レスキュー 2019/03/03

「ガチョウが度々 脱走し  近隣から苦情がきているため  引き取ってほしい。」
ガチョウは鳴き声の苦情のため外に出すことができず、飼育環境は狭い場所に 閉じ込められたまま。38年間飼育されていたお父様が亡くなり、残ったご遺族の方たちでは面倒が見きれない状況だったようです。家禽なのであひるネットワークへ依頼がきたのだと思いますが、ガチョウを飼っている会員はおらず、改めて調べてみるとガチョウの寿命は50年ととても長生きさんだということがわかりました。
あひるネットワーク新しい飼い主さん募集掲示板へ投稿

齋藤理事・軽部理事が進行役となり、3/3(日)に無事新しい飼い主さんのいる滋賀県まで輸送リレーを終えています。

 

   

滋賀県在住 げんさんとがるーさん
ツイッターの呼びかけより名乗り出てくださいました。ご両親は現在合鴨を五羽飼育されています。

輸送費用交通費等は、寄付金/募金、会員からの会費、保護アヒル支援プロジェクトのファンディングより支出されています。
グーちゃんの輸送費用
Nさん、さゆりさんは輸送費用をあひるネットワークへ寄附されています。ご支援に感謝致します。